今日は
「Who」
というテーマに触れてみたいと思います。
昨日は
「グローサラント」
という新しいサービスにフォーカスをしました。
市場には次々と新しいアイデアが投入されています。
ここで1つ
「大切な視点」
があります。
それは
「誰向けのサービスか Who」
という視点です。
例えば
「男性向け」
「女性向け」
「主婦向け」
「ビジネスマン向け」
「学生向け」
このような
「〇〇向け」
があります。
この分類を
「セグメンテーション」
と言います。
対象市場を
「細かく分類する作業」
です。
新しいアイデアには
「セグメンテーションのセンス」
が重要です。
しかし今では上記レベルのセグメンテーションでは
「使えない」
と言っていいでしょう。
例えば広告業界を中心に
F1層
M1層
というセグメントが長く使われてきていました。
F1層は
「20歳~34歳の女性」
を指します。
しかし
「随分と荒いセグメント」
だと思いませんか?
20歳と34歳
「共通して創造できる価値」
はどんなものがあるでしょうか?
全く違うニーズがあることは容易に想像できます。
また同じ
20歳同士
34歳同士
でもニーズはかなり異なります。
一般的な言葉では
「ニーズの多様化」
などと言いますが、
従来のセグメンテーションではニーズをくみ取ることは難しくなっています。
実際にこんな動きがあります。
「100円ショップセリア」
の例です。
コンビニやスーパー
100円ショップ
この業態の違いから
100円ショップでは
「POS」
というものは導入されていませんでした。
その状況に先駆け
「業界3位のセリアがPOSを導入」
して上位に迫るという話がありました。
しかし先日
「そのセリアが客層分析をやめる」
というニュースがありました。
「年齢などで分析をしても意味がない」
といったような理由でやめるようです。
情報があれば何かしらの参考になるとも思いますが
「意味がない」
という判断をする企業も出てきているということですね。
そういった積極的な企業からは
「まだそんな分析をしているの?」
といった声が聞こえてきそうです。
このように年齢や性別だけでなく
「市場を細かく見ていく」
ことが必要です。
このことは
「B2B」
においても必要です。
生活者と違う分類では
業界
業種
企業規模
などがあります。
しかしこれらの属性だけでは
「顧客ニーズ」
はつかむことはできないでしょう。
生活者向けサービスと同様に
「セグメントのセンス」
が必要です。
「セグメントを細かくできる」
ということは
「顧客を知っている」
ことになります。
「セグメントを細かくして顧客が見える」
ということです。
セグメンテーションというのはマーケティングの技術です。
これ自体を学ぶということではありません。
まずは自身の
「一番大切なお客様」
はどんな顧客なのか?
ということを細かく考てみることが重要です。
「細かくみること=セグメント」
となります。
そうすればそのセグメンテーションを
「次の提案に活かす」
ことができます。
今日は
「誰向けのサービス?」
というテーマに触れてみました。
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤