コミュニケーションの3つのCが部下の指導で人間関係を変える!?

2023.08.05

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

齋藤 英人
齋藤 英人
行動創造理論の開発者齋藤です。
 ビジネスのコミュニケーションに行動創造理論を活用するとどうなるでしょうか?

 
上司から適切な指導が受けられないため、退職をしてしまうという社員はかなり多くいます。
 
 
あなたは正しく部下とのコミュニケーションをとることはできていますか?
 
 
多くのマネージャー評価のタイミングでしか部下とのコミュニケーションを取りません。
 
 
このままだと高い採用コストをかけて獲得した社員が辞めることになるかもしれません。
 
 
今日の記事では部下の指導で人間関係を変えるヒントを手にしていただけます。
 

この記事はこんな風に思っている方へおすすめ!

・部下の指導が苦手だ
・コミュニケーション力を上げたい
・営業に使えるコミュニケーションスキルを高めたい

 
 
もしあなたが営業幹部でこの記事をご覧になっているということは…
『すぐに営業メンバー全員を売れる営業にするにはどうしたらよいか』とお考えではありませんか?
 
 
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記事を読み終えたときには「コミュニケーションの3つのC」で正しい部下の指導方法を手にしていることでしょう。
 
 

3つのcと聞いてあなたはコミュニケーションを想起できる!?

 
 
まず1つご質問です。
 

齋藤 英人
齋藤 英人
「3C」という言葉を聞いて何を思い浮かべますか?

 
ウィキペディアにはこんな解説が載っています。
 
 
・3世紀(3rd Century)
・スリークッション(ビリヤードの競技)
・結婚の条件
・3種の神器(カラーテレビ、カー、クーラー)
 
 
当コラムはビジネスコラムなので「マーケティング用語の3C分析」を思い浮かべた人も多いと思います。
 

マーケティングにおける3Cのポイント

・お客様(Customer)
・自社(Company)
・競合他社(Competitor)

 
ビジネスにおける基本といっても良いでしょう。
 
 
しかし時にマーケティングの3Cの考えは無視されることとなります。
 
 

運転とビジネスにおいて共通する点がある

運転
 
起業家への質問を活用した実験があります。
 

「この事業の結果について、どの程度まであなたの尽力によるものですか?」

 

齋藤 英人
齋藤 英人
さて、世の中の起業家たちはどれくらいの数字を答えたでしょうか?

 
この答えは非常に高い数値でほとんどの人が「80%以上」と回答されます。
 
 
言い換えれば自分の事業の運命は「自分が握っていると断言している」のと同じです。
 
 
会社も車の運転と同じように考えている経営者が圧倒的に多いということです。
しかし大きな間違いであることにはすぐに気づきます。
 
 
事業の成否は起業家の努力だけで決まるものではありません。
 
 
もちろん従業員の努力と言うつもりもありません。
もっと大きな力によって左右されます。
 
 
言うまでもなく「市場の動き」と「競争相手の出来不出来」によって左右されます。
 
 
これがマーケティング基本フレームの「3C」の考え方です。
 
 

コミュニケーションにおいても「3つのC」が存在する

 
 
あなたは「コミュニケーションの3C」というものをご存知でしょうか?
 
 
コミュニケーションの3Cとはどんなものか想像できますか?
 
 
良い意味の3Cか?
悪い意味の3Cか?
 
 
ビジネスの根幹はコミュニケーションです。
 
 
部下の指導
営業の交渉
それぞれの会議
株主への説明
 
 
全て良好なコミュニケーションがあってこそ成り立つものです。
 
 

コミュニケーションの3つのCは「〇〇〇」

コミュニケーション
 
 
コミュニケーションの3つのCは人間関係を築くために必要な「コミュニケーションの基本」です。
 

コミュニケーションの3つのC

・約束(Commitment)
・好奇心(Curiosity)
・思いやり(Caring)

 
①約束(Commitment)
 
・部下の力になりたい
・お客様の価値を創出したい
 
この気持ちが必要です。
 
 
この姿勢は会った瞬間に相手に伝わるものです。
 
 
仕事になるかどうかいったん置いておいて「問題を解決したい」という姿勢です。
 
 
②好奇心(Curiosity)
 
まず相手に興味を持ちましょう。
そうすると相手の話に熱心に耳を傾けられます。
 
 
もしこの気持ちがなければ「話す約束をしない方が良い」と言えるでしょう。
 
 
営業でも部下の指導でも好奇心を持てないなら手を引くべきです。
 
 
3思いやり(Caring)
 
コミュニケーションはできるだけ個人的な話を始めることです。
 
 
例えば営業の相手は企業を代表して「会社の課題を解決する役割」を担っています。
 
 
しかしその前に「個の人間」です。
 
 
・その人自身について関心を持つ
・個人の抱えてる課題にも関心を持つ
 
 
これが重要です。
 
 
企業の課題を解決するとき「目の前の人が犠牲になる」ということはよくあるケースです。
 
 
この点に触れられる営業は売上が高い営業です。
 
 
以上がコミュニケーションの3つのCです。
 
 

コミュニケーションの3つのCを営業と部下指導で活用する方法

 
 
ここからは具体的にコミュニケーションの3つのCをどう活用すればよいか見ていきましょう。
 
 
・営業
・部下指導
 
 
2つのシーンで見ていきましょう。
 

齋藤 英人
齋藤 英人
まずは営業です。

 
先ほど「③思いやり」については少し触れたので、他の項目で見てみましょう。
 
 
お客様の価値を創出するコミュニっケーションです。
 
 
コミュニケーションの3つのCの1つ「①約束」は価値の創出です。
 
 
お客様にとっての価値とは何でしょうか?
価値についてわかっていない営業は少なくありません。
 
 
価値は2つしかありません。
 
 

・理想の状態になる
・危険から回避する

お客様にとっての価値は上記の2つで考えることです。
 
 
あなたの提案によってどんな価値が創れるか考えてみましょう。
 
 
具体的な価値の提案方法は他の記事でたくさん触れているので、そちらをご覧ください。
 
 

コミュニケーションの3つのCを活用した部下指導の方法は?

部下指導
 
上司から適切な指導が受けられないため、退職をしてしまうという社員はかなり多くいます。
 
 
退職をしていくメンバーは理由を条件面としますが、本当は違います。
 
 
条件というのは人間のモチベーションでも一番下の「生存欲求」にあたります。
 
 
その上の関係性欲求が満たされていれば、条件は関係なくなります。
 
 
関係性欲求こそ「上司と部下の関係」にあります。
 
 
中でも「指導」については非常に重要な点です。
 
 
コミュニケーションの3つのCを使って部下指導に当たる必要があります。
 
 
部下指導で重要なキーワードを上げておきます。
 

部下指導のポイント

・指示を出すのではなく支援をする
・寄り添おうとしなくてもよい
・メンバーの今の状態を見る
・結果ではなく行動に着目する
・プロセスには介入をしない
・弱みではなく強みを褒め鼓舞する

 
マネジメント研修でもお伝えしている内容の一部を抜粋しました。
 
 
コミュニケーションの3つのCを意識しながら、上記を行うことで部下指導は飛躍的によくなるでしょう。
 
 
ぜひ試してみてください
 
 

本日のまとめ

 
 
3Cという言葉は様々な領域で使われています。
 
 
ビジネスでもマーケティング分析として有名な言葉です。
 

齋藤 英人
齋藤 英人
ただ、コミュニケーションの3Cはあまり知られていません

 
今日の記事ではコミュニケーションの3つのCに触れてきました。
 

コミュニケーションの3つのC

・約束(Commitment)
・好奇心(Curiosity)
・思いやり(Caring)

 
そして営業と部下指導に活用する方法に触れました。
 
 
コミュニケーションの3つのCが部下の指導で人間関係を変えることを実現してください。
 
 
最後にコミュニケーション力を高めるために、脳のメカニズムを活用した方法をお伝えしておきます。
 
 

脳のメカニズムを先回りした行動創造理論による「営業研修」

 
 
営業で最も重要なのは、脳のメカニズムを先回りすることです。
お客様の脳の先回り出来れば、営業が意図する結果は容易に手にできるからです。
 
 
「コミュニケーションの3つC」もその1つです。
 
 
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私の提唱する行動創造理論は「科学を基軸とした営業理論」です。
脳のメカニズムに基づいたビジネスにおける行動を最適化する理論です。
 
 
脳科学
心理学
行動経済学
 
 
上記のノーベル賞を取った研究結果や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
行動創造理論に触れ、科学を基軸とした営業技術を身につけて、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
 
 
営業研修
マネジメント研修
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齋藤 英人
齋藤 英人
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しかし私が登壇できる回数には限りがあります。
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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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