2とのロバが教えてくれる教訓とは?
大人気の
「ビジネス寓話シリーズ」
をお送りいたします。
今日は
「2頭のロバ」
というお話です。
どんな教訓があるのでしょうか?
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ロバ引きに
「2頭のロバ」
が引かれていました。
一頭は
「塩」
を背負っています。
もう一頭は
「綿」
を背負っています。
塩を背負ったとロバは
「積み荷が重くノロノロ」
と歩いていました。
綿を背負ったロバは
「積み荷が軽くさっそうと」
歩いていました。
やがて川に差し掛かりました。
「塩」を背負ったロバが川に入っていきました。
そのロバは深みにはまり動けなくなりました。
しかし背負っていた塩が流れて軽くなり
「川から脱出」
できました。
同じことをすればよいと
「綿」
を背負ったロバが川に入ります。
同じく深みにはまってしまいました。
ところが
「綿は水を吸うばかり」
です。
積み荷はどんどん重くなり、ロバは沈んでしまいました。
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■人の脳のメカニズム「他の人の方法が上手くいく」
この話の教訓は
「他人のマネをしてもダメ」
ということです。
それぞれ
「背負っているものが違う」
ということです。
背負っているものによって、行動が変わります。
速く歩けたりもします。
ゆっくりしか歩けなかったりもします。
しかし
「結果が良いか悪いかまで決められることはない」
ということです。
人間の脳は
「他の人のやり方をマネしたほうが上手くいく」
と思い込む性質があります。
しかし人のマネをしたからと言って
「必ずうまくいく」
とは限りません。
上手くいったのはその人が
「上手くいく環境になっていた」
からです。
方法だけを真似をしても、効果はありません。
人マネではなく
「参考にしながらも、自分にとっての正しい方法」
を選択することが大事です。
このお話には、もう1つ大事な教訓があります。
■もう1つの教訓「変えられるものと変えられないもの」
「変えられるもの」
「変えられないもの」
生き物にはこの2つがあるということです。
ロバが変えられないものは
「ロバであるということ」
「4本足で何かを背負って歩くこと」
です。
私たちも
「人間であること」
「自分の歩んできた道」
「周りの環境」
は変えることはできません。
ただその上で
「どんな道を進むのか」
「どんな未来を創るのか」
は自分で決めることができます。
変えられないモノは
「受け入れる」
必要があります。
無いものねだりや拒否をしても、仕方がないことです。
ある意味「運命」ということです。
そして一方で
「変えるものは自分で選択する」
という権利を持っています。
「今を受け止め、未来を選択する」
ことは全ての人ができる選択です。
昨日の結果が上手くいかなかったとき
「否定すれば後悔」
になります。
昨日の結果が上手くいかかったとしても
「肯定すれば未来の自分へのメッセージ」
になります。
どちらにするかは
「あなたが選択できる」
ことです。
今日はビジネス寓話シリーズ「2頭のロバ」をお届けいたしました。