本日の記事の見出し
TEDトークを見て学んではいけない!
今日は
「TEDによる学習は間違い」
というテーマに触れてみたいと思います。
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■TEDトークを見て学ぶのは「大きな間違い」
ビジネスマンなら
「TEDトーク」
を一度くらい見たことがあると思います。
「見たことが無い」
という方がいれば、かなりの勉強不足ですね…。
TEDとは世界中の著名人による
「さまざまな講演会を開催・配信」
をしているカンファレンスです。
講演の世界に
「イノベーション」
を起こしたと言われています。
・ビジネス
・科学
・社会の変化
ありとあらゆるテーマに対して語られています。
「聴衆を引き込む巧みな語り」
「ストーリーにあふれたドラマチックな場面」
「まばゆい照明に華麗なカメラアングル」
動画の多くは
「1000万回再生」
を超えます。
このトークを見て
「学ぶ」
というのは非常に効果的と思われます。
しかし本当でしょうか??
実は脳のメカニズムから考えると
「有益さ」
だけではなさそうです。
むしろTEDからの学びは
「問題視」
しなければならないかもしれません。
問題と言っても
「講演自体」
には全く問題はありません。
講演自体が
「非常に素晴らしいもの」
であることは変わりません。
では、どこに問題があるのでしょうか??
問題があるのは聞き手であるあなたです。
あなたの
「講演の聞き方」
に問題があります。
ではストリーミングで視聴して
「18分間の素晴らしいスピーチ」
を聞いた後、あなたはどういう行動を取るでしょうか?
恐らくは
「次のテーマに移る」
ということをするでしょう。
それはそうです。
素晴らしいプレゼンテーターが
「ステージの上で講演」
をしてくれるので聞き苦しいことなどありません。
あなたが
「さらに別のテーマを聞いてみよう!」
と動機付けされるのは仕方がないことです。
ではこの行動によって、聞いているあなたに
「気づき」
は生まれるでしょうか?
脳のメカニズムの観点から言えば
「NO」
です。
素晴らしいスピーカーから
「いい話を聞いて終わり」
となります。
実は
「動画の出来の良さ」
が気づきの妨げになっているのです。
ここにあなたの
「変革の障害」
が発生します。
聞いたあなたは
「わかった風でわかっていない」
という状態です。
何かに気づいたふりをしているだけです。
■人の脳のメカニズム「簡単に学んだものは忘れる」
なぜわかった風になってしまうのでしょうか?
理由は
「あまりにも簡単に学んだもの」
だからです。
簡単に学んだものは
「忘れていくのも簡単」
ということです。
人間という生き物は
「簡単に見えたものを大切にしない」
という行動の習性があります。
「ものすごくわかりやすいスピーチ」
の裏側には膨大な労力がかかっています。
しかし労力は動画には表れません。
素晴らしいスピーチにあなたが触れるのは
「検索してクリックするだけ」
です。
あまりにも簡単に知見に手が届いてしまいます。
もし高額なお金を払ったとしたら…
講演会場まで飛行機を乗り継いでたどり着いたら…
あなたの
「視聴姿勢」
は異なり、学びは多くなるでしょう。
簡単に見えるだけでなく
「簡単だと思いこんでいる」
ときにも同じことが起こります。
例えば学生時代
「中間試験で化学の得点」
が非常に良かったとします。
例え期末テストが難しいものだったとしても
「試験勉強をしない」
なんて経験はありませんか?
営業でも同じです。
・1つ前の案件で上手くいった
・すんなり提案を受け入れてくれた
・いつもの説明で聞いてくれた
こんなことから
「次の提案を安易に考えてしまう」
ということはないでしょうか?
本来は、お客様ごとに提案が違っていたとしても…
■絶対に採用してはいけない研修講師とは??
最後に研修の話をしたいと思います。
研修のプロフェッショナルは
「TEDトークの登壇者」
とまではいかなくて話すのは上手な人が多いでしょう
恐らくは
「ファシリテーションの訓練」
を受けたプロです。
伝えるという点でいえば
「研修を受講する営業」
よりも優れているかもしれません。
きっと丁寧に
「よりわかりやすく」
講義をしてくれることでしょう。
しかしこれが
「研修の落とし穴」
です。
上記にもあるように
「わかりやすい」=「わかったつもり」
になるのが人間のメカニズムです。
研修中はわかった感じになり、
研修終了後は簡単に忘れてしまうことでしょう。
その結果
「研修で何を学んできたんだ?」
ということになります。
「研修を内製化で行う」
「外部研修を導入する」
研修の実施方法はいくつもあります。
重要なことは
「難しい問題に取り組ませているか?」
を見極める必要があります。
人の脳のは
「自ら課題を乗り越える」
ことをしなければ、記憶とスキルの定着はありません。
もう1つだけ良い講師の条件をお伝えしておきます
受講生に対して課題を乗り越えるための
「個別にフィードバックできる」
ことが絶対条件です。
個別のフィードバックができなければ
「一般的な情報」
をわかりやすく伝えてくれるだけです。
もしそんなレベルであれば
「本を読む」
程度で十分です。
決して高い研修費など払う必要はないでしょう。
ちゃんと学習のメカニズムを、科学的に検証していれば
「意味のない教えるだけの研修」
が存在するはずがないのですが…
A 全ての企業で受け入れられそうなプログラム
B 自社の課題にあわせて完全カスタムされたプログラム
導入するならどちらを導入したいですか?
私も研修プログラムをご提供しています。
ここまで書いたからには、おそらくちゃんとしているはずです(笑)
脳のメカニズムを先回りしたプログラムで
「無意識のうちに受講者が変化している」
研修をお届けしています。
売上向上という成果が認められ
「採用企業から100%のリピート」
をいただいているプログラムです。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する「行動創造理論」は
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
-
脳科学
-
心理学
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行動科学
上記の数多くの研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
行動変革スキルを身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
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営業研修
-
マネージメント研修
-
能力開発トレーニング
「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。
営業で成果を出すには
「人のを本能の行動に合わせる」
だけです。
成約率が50%向上した
新規案件数が10倍に増えた
たった1か月で売上が4.6倍になった
上記の成果を導いたプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。
あなたの売上に関する課題をすべて解決できるようになるでしょう。
今日は「TEDによる学習は間違い」というテーマに触れてみました。