「苦労は買ってでもしろ」は本当か?実験で明らかにされた事実!

2020.02.13

 

今日は
「困難」
について触れてみたいと思います。

 

<index>

①苦労や困難に関することわざは本当か?

②苦労は買ってでもするべきか、を明らかにした研究

③部下や子供の育成で大切なことは「困難」ではない

 

 

■苦労や困難に関することわざは本当か?

 

苦労や困難に関する
「ことわざ」
はいくつかあります。

 

『可愛い子には旅をさせよ』

『若いうちの苦労は買ってでもしろ』

『獅子は我が子を千尋の谷につき落とす』

 

代表的なことわざだとこのようなものがあります。

 

 

これはわざわざ
「困難を体験する」
「苦労をしたほうが良い」
といったことわざです。

 

 

この言葉のように部下の指導でも
「あえて厳しくする」
という方針の上司もいると思います。

 

しかし本当に
「苦労はしたほうが良いのか?」
という疑問もあるかもしれません。

 

 

もし意味がないなら
「わざわざ苦労などしないほうが良い」
のではないでしょうか?

 

 

この答えを明らかにした
「ある研究」
があるので見てみましょう。

 

 

■苦労は買ってでもするべきか、を明らかにした実験

 

 

この実験は
「ラットに電流を与える」
という実験です。

 

ラットは
「人間でいう青年期(生後5週間)」
を使いました。

 

実験では2つのグループにラットを分けます。

 

 

1つ目のグループには電流を与えるが
「前足で小さなホイールを回すと止まる」
とします。

 

 

2つ目のグループには電流を与えるが
「ホイールがなく止めることができない」
としました。

 

 

そして5週間後に
「もう一度電流をあたえる」
という実験をしました。

 

今度は両方のグループで
「ホイールがなく電流を止めることができない」
カタチで行いました。

 

 

そしてその翌日
「行動テスト」
を行いました。

 

 

最初の実験で
「ホイールがなく電流を止められない」
グループのラットは

 

再び困難やストレスに出会った時
「臆病な行動」
を取るようになりました。

 

また電流が来るのでは・・・
という怯えです。

 

これは
「普通に想定できる反応」
かもしれません。

 

 

 

しかし
「ホイールを回して制御できる」
グループの反応は異なりました。

 

困難に対しても
「冒険心が旺盛」
となりました。

 

制御できないストレスに出会っても
「無力感」
に陥ることはありませんでした。

 

この結果は
「部下の育成」
に非常にヒントになります。

 

 

■部下や子供の育成で大切なことは「困難」ではない

 

この実験からの教訓です。

 

苦労や困難に直面したとき
「自分で乗り越えたかどうか」
が大きな意味を持つということです。

 

「苦労や困難を味わう」
こと自体が大切なのではありません。

 

その困難を
「自分で乗り越えたかどうか」
が大切なことです。

 

 

自分で乗り越えられなかったら逆に
「無力感を学習する」
こととなり、どんどん困難から逃げることになります。

 

先ほどあげたことわざには
「本来続きの言葉」
が必要だったのかもしれません。

 

 

若いうちの苦労は買ってでもしろ
「そして自分で乗り越えなさい」

 

かわいい子には旅をさせよ
「そして自分で旅をやり遂げさせなさい」

 

このことを理解せずに部下に対して
「厳しくするのが私の方針だ」
とすればあなたの指導手段の押し付けになります。

 

そのまま
「厳しい指導」
をつづけるとハラスメントになるかもしれません。

 

 

繰り返しますが大切なのは
「困難を自分で乗り越えたかどうか」
ということです。

 

指導する立場の人は
「自分で乗り越える体験をサポ―トする」
こを意識すると良いかもしれませんね。

 

 

そうしなければ
「無力感がどんどん膨らむ」
ことになるかもしれません。

 

 

特に若い世代は
「競争が少なく困難を乗り越える」
という体験が少ない世代です。

 

そこにいきなり
「厳しい指導」
をすると会社を去っていくことになるかもしれません。

 

 

脳の中で目の前の部下は
「困難があったらその場から去る」
というプログラムがインストールされていると思う方が良いでしょう。

 

若い部下たちは
「考えて困難から去るという行動」
を選択しているのではありません。

 

脳のプログラムから
「自動的に呼び出された行動」
を選択しているということです。

 

マネージャーたちはこの前提を理解しておく必要があるでしょう。

 

 

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今日は「困難」というテーマに触れてみました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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