【ビジネス寓話シリーズ】「握り飯と近道」コロナの後の本当の近道とは?

2020.05.08

 

時代の大きな転換期に、私たちはどうすべきか

 

 

大人気の
「ビジネス寓話シリーズ」
をお送りいたします。

 

 

「握り飯の近道」です。

 

 

どんな教訓があるのでしょうか?

 

 

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何事にも
「近道」
が好きな男がいました。

 

 

あるときこの男が旅をしていました。

 

 

歩いている途中に
「便意」
を催してきました。

 

 

「今一息で次の宿場に行けると思ったのに困ったものだ。
大便に時間を取られると、相当の時間を損をする。
歩きながら用を足す方法はないものかのう。」

 

 

男はあれこれ近道を考えました。

 

 

ますます便意を催してきた男は仕方なく
「道端の野雪隠」
に走りこみました。

 

 

用を足しながら
「ここで手間取っていては、だいぶ遅れる」
と案じていました。

 

 

男は思いつきました。

 

 

「そうだ、ここで昼めしを食べればいいんだ。
宿場で昼飯を食うとなると、また時間がかかる」

 

 

すると、首から弁当をおろして食べ始めました。

 

 

そうしたとき
「スズメバチ」
が飛んできました。

 

 

そしてなんと
「急所」
をチクリと刺したのです。

 

 

男は握り飯を野壺に落としてしまいました。

 

 

男はしばらく惜しそうに見ていましたが
「手をポン!」
と叩きました

 

 

「なるほど!これは近道だ」
と言います。

 

 

口の中で噛み、
喉元を過ぎて胃腸を通り、
下へおろす

 

 

このプロセスを経ずに
「口にすら入れずに、手から落としたのは、たいそうな近道だ!」
と得意げでした。

 

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男は
「近道ができた」
と言っていました。

 

 

しかし事実は
「お腹もふくれず、栄養も手に入れられない」
というとんだ笑い話です。

 

 

■ビジネスの世界の「近道」とはなんでしょう?

 

ビジネスでいう
「近道」
とはなんでしょうか?

 

 

それは
「効率化」
でしょうか?

 

 

日本企業ではリーマンショック以降
「効率化」
が多くの企業でテーマとなっていました。

 

 

「働き方改革」
の号令の下、様々な取り組みが行われました。

 

 

ただそのほとんどが
「コスト削減」「労働時間短縮」
にとどまるだけではなかったでしょうか?

 

 

本来の目的である
「生産性向上」
までは実現に至っていない実感があります。

 

 

働き方改革自体は推奨すべきですが
「効率化だけでは犠牲になるものがある」
ことを知っておくべきだと思います。

 

 

犠牲になる筆頭は
「アイデア」
「イノベーション」
ではないでしょうか?

 

 

これまで効率化を追求する理由が
「コスト削減」「労働時間短縮」
でした。

 

 

その結果ビジネスパーソンから
「余裕」
失われてしまいました。

 

 

日本の学校教育のように
「決まった答えにたどり着く」
ことが求められるのであれば、近道(=効率化)を選択するのが良いでしょう。

 

 

しかしビジネスの世界では
「正解」
がありません。

 

 

お客様と
「一緒に答えを創り出す」
ことが求められます。

 

 

その道に
「近道」
などは存在しないでしょう。

 

 

目的地にたどり着くには
「数多くの回り道」
がむしろ必要かもしれません。

 

 

この市場で成功している誰もが
「失敗」
から気づきを得ています。

 

 

そしてそれは決して
「回り道」
ではありません。

 

 

むしろそれが
「最短距離だった」
というべきかもしれません。

 

 

■これまでの当たり前は、未来の当たり前ではなくなった

 

 

「新型コロナウイルス」
によって強制的に働き方改革が進みました。

 

 

これまでの当たり前は、未来の当たり前ではないでしょう。

 

 

自身が進む道を見つけることが、求められることになりそうです。

それは企業だけでなく個人に対しても同様です。

 

 

これまでは
「組織という大きな箱が個人を閉じ込めている」
状態だったのかもしれません。

 

 

その箱の中に空調を効かし
「居心地の良い場所」
としていたと言えるでしょう。

 

 

しかしこれからは
「全ての人がその箱から出る」
という時代になるかもしれません。

 

 

その道に
「近道」
はあるでしょうか?

 

 

時代の大きな転換期に、私たちは自分の足で立つことになります。

 

 

ビジネス寓話シリーズ「握り飯と近道」をお送りしました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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