【ビジネス寓話シリーズ】ちょうふく山のやまんば「恐れはどこから?」

2019.07.28

 

今日は人気の

「ビジネス寓話シリーズ」

をお送りいたします。

 

今日のお話は

「ちょうふく山のやまんば」

です。

 

どんな教訓があるのでしょうか?

 

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むかし

「ちょうふく山」

という山のふもとに小さな村がありました。

 

この山には

「恐ろしいやまんば」

が住んでいました。

 

ある日やまんばが

「子どもを産んだから、ふもとに住む村人に祝いの餅をもって来い」

といいつけました。

 

村人は餅をついたものの

「みんな怖がって」

持っていこうとしません。

 

そこで村人が話し合って

「村一番の乱暴者のカモ安と権六」

に頼もうということになりました。

 

ところが二人もやまんばが怖くて

「道を知らないから行けない」

とごねました。

 

そこで、村一番の

「年寄りの大ばんば」

が道案内役としてついていくことになりました。

 

こうなっては

「乱暴者の2人も嫌だ」

とは言えなくなってしまいました。

 

3人で餅を抱えて山を登っていきました。

 

だんだんと日が暮れたころ

「もちはまだか!」

とやまんばの声が聞こえました。

 

カモ安と権六は震え上がって

「大ばんばと餅」

を置いて逃げていってしまいました。

 

大ばんばは、しかたなく餅をその場において、

「頂上まで行きやまんばの家を訪ね」

事情を話しました。

 

すると昨日産まれたばかりの

「まるという子ども」

がひとっ飛びで餅を担いで帰ってきました。

 

その後大ばんばは、やまんばに引き留められて

「二十一日間」

やまんばの家の世話をしました。

 

そのお礼にとやまんばから

「錦の反物」

を貰って帰りました。

 

大ばんばが村に戻ると自分が死んだものと思われていて

「葬式」

をしているところでした。

 

村は大騒ぎになりましたが、大ばんばは事情を話して

「やまんばからもらった錦」

をみんなにも分けてあげました。

 

しかし不思議なことにこの反物は

「いくら使ってもなくならない」

ものでした。

 

それからというもの、村のみんなは幸せに暮らしたそうです。

 

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やまんばは

「怖い」

という話でしたが

 

実際は

「幸せ」

をもたらしてくれました。

 

村人たちは

「やまんばの本質」

を知らなかったために恐れていたことになります。

 

■人も動物の一種「本能」で行動をする

 

人も動物ですから

「本能」

によって行動する部分が大きいということはご存知でしょうか?

 

1つご質問です。

 

あなたが全く初めて

「ラクダに遭遇」

したらどういう行動を取るでしょうか?

 

恐らく

「近づいてなでる」

なんてことはしないはずです。

 

なぜならば

「知らない」

からです。

 

知らないモノに対して近づくというのは

「命を脅かす可能性」

があるためです。

 

人の遺伝子に書き込まれた一番強い情報は

「命を守ること」

です。

 

やまんばついて知らないために

「恐れを抱き近づかない」

と村人たちは選択をしました。

 

これはビジネスでも同様です。

 

「新しいチャレンジ」

に対して無意識に拒否をするのは本能によるものです。

 

今のままであれば

「わかっているから安全」

ということを無意識に感じているからです。

 

これを心理学では

「現像維持バイアス」

と呼ばれるものです。

 

これまでと違った「成果」を出すには

これまでと違った「行動」をするしかありません。

 

勝手に何かが落ちてくることはそうそうありません。

 

チャレンジしてみたらやまんばのように

「以外に優しい」

かもしれません。

 

変化のスピードが早い市場で

「何も変えない」

「チャレンジしない」

という方がよっぽど恐ろしいと思います。

 

知らない生物に近づいたら

「命を落とす」

ことにつながるかもしれません。

 

しかし

「ビジネスでチャレンジ」

したからと言って命を落とすことはないでしょう。

 

ですから

「大したことではない」

ということです。

 

「何かを変えたい」

と思っていても何も変わりません。

 

何かを変えるのは

「あなたの行動」

だけです。

 

しかし大ばんばは、なぜ山んばの家を知っていたのでしょうか?

過去に行ったことがあるのでしょうか?

 

もしそうなら

「恐れることはない」

というのも理解できますね(笑)

 

今日はビジネス寓話シリーズ

「ちょうふく山のやまんば」

をお送りいたしました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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