【ビジネス寓話シリーズ】サソリとカエル わかっちゃいるけど?

2019.02.03

 

今日は

「ビジネス寓話シリーズ」

をお届けいたします。

 

今日のお話は

「サソリとカエル」

というお話です。

 

どんな教訓があるのでしょうか?

 

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一匹のサソリが川岸を歩いていました。

 

「向こう岸に渡れる場所」

を探していたのです。

 

そこにカエルが現れました。

 

サソリはカエルに

「俺をおぶって向こう岸まで運んでくれないか?」

と頼みました。

 

するとカエルは

「冗談だろう。お前は俺を刺すに決まっている」

と言います。

 

サソリはこう言い返します。

「なんて理屈の通らない言い分だ!君を刺したら俺まで死んでしまう」

 

カエルは納得しサソリを背負って皮を渡り始めました。

 

ところが川の真ん中で

「背中に鋭い痛み」

を感じました。

 

「どうして刺した!お前も俺も死んでしまうのに」

 

カエルはサソリと沈みながら叫びました。

 

するとサソリは

「わかってはいるけどやめられない。それが俺の性なんだ」

 

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何ともバカみたいな話です。

 

この話を読んだ方は

「サソリは随分と愚か」

と思ったに違いありません。

 

そうです。

サソリはおろかな行動をして沈んでいきました。

 

この話の教訓は何でしょうか。

愚かな行動をするなでしょうか?

 

それでは当たり前です。

 

しかし我々は

「サソリと同じような行動」

を普段取っています。

 

 

■わかっちゃいるけどやめられない

 

それは

「わかっちゃいるけど、やめられない」

行動です。

 

「ダイエットをしよう!」

と思ってもついつい食べてしまう。

 

「禁煙をしよう!」

と思ってもお酒の席で吸ってしまう。

 

「運動をしよう!」

と思っても明日からやろうと言って先送りする。

 

これはよくみられる光景です。

 

「ダイエットするのだから食べてはいけない」

というのはサソリが針を刺してはいけないと一緒です。

 

サソリも針を刺さなければ

「向こう岸に渡れる」

という報酬を手にできるにもかかわらずやってしまいます。

 

人の行動は

「現状を維持しよう」

という作用が強く働きます。

 

頭ではわかっているけれど

「これまでと同じ行動をとり続ける」

という行動科学です。

 

「これをやめれば」

良いことは分かっている。

 

「これをやれば」

良いことは分かっている。

 

しかし出した結論は

「今までと一緒」

になります。

 

「脳の無意識層=自動システム」

でこの判断をしているのです。

 

サソリと同じ行動をとらないようにしたいですね。

 

ましてや

「親切にしてくれたカエル」

までも巻き込んでしまう結果となってしまいました。

 

今日はビジネス寓話シリーズ

「サソリとカエル」

をお届けいたしました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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