【ビジネス寓話シリーズ】握り飯と近道 本当の近道とは?

2019.05.26

 

今日は

「ビジネス寓話シリーズ」

をお送りいたします。

 

 

今日のお話は

「握り飯の近道」

です。

 

 

どんな教訓があるのでしょうか?

 

 

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何事にも

「近道」

が好きな男がいました。

 

 

あるときこの男が旅をしていました。

 

 

歩いている途中に

「便意」

を催してきました。

 

 

「今一息で次の宿場に行けると思ったのに困ったものだ。

大便に時間を取られると、相当の時間を損をする。

歩きながら用を足す方法はないものかのう。」

 

 

とあれこれ近道を考えました。

 

 

ますます便意を催してきた男は仕方なく

「道端の野雪隠」

に走りこみました。

 

 

用を足しながら

「ここで手間取っていては、だいぶ遅れる」

と案じていました。

 

 

男は思いつきました。

 

 

「そうだ、ここで昼めしを食べればいいんだ。

宿場で昼飯を食うとなると、また時間がかかる」

 

 

と、首から弁当をおろして食べ始めました。

 

 

そうしたとき

「スズメバチ」

が飛んできました。

 

 

そしてなんと

「急所」

をチクリと刺しました。

 

 

男は

「握り飯を野壺に落としてしまう」

ことになりました。

 

 

男はしばらく惜しそうに見ていましたが

「手をポン!」

と叩きました

 

 

「なるほど!これは近道だ」

と言いました。

 

 

口の中で噛み

喉元を過ぎて胃腸を通り

下へおろす

 

 

というのを

 

「口にすら入れずに、手から落としたのは、たいそうな近道だ!」

 

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男は

「近道」

をしようと握り飯を食べようとしました。

 

 

男は

「近道ができた」

と言っていましたが

 

 

「お腹もふくれず、栄養も手に入れられない」

というとんだ笑い話です。

 

 

ビジネスでいえば

「近道」=「効率化」

でしょうか?

 

 

日本企業ではリーマンショック以降

「効率化」

が多くの企業でテーマになっていました。

 

 

それ自体は悪くないですが

「効率化によって犠牲になるものがある」

ということです。

 

 

その筆頭は

「アイデア」

「イノベーション」

でしょう。

 

 

効率化を追求する理由が

「コスト削減」

です。

 

 

その結果

「余裕」

がビジネスマンから失われてしまいましたます。

 

 

日本の学校教育のように

「決まった答えにたどり着く」

ことが求められるのであれば、近道を選択するのが良いでしょう。

 

 

しかしビジネスの世界では

「正解」

がありません。

 

 

市場やお客様と

「一緒に答えを創り出す」

ことが求められます。

 

 

その道に

「近道」

などは存在しないでしょう。

 

 

目的地にたどり着くには

「数多くの回り道」

がむしろ必要かもしれません。

 

 

この市場で成功している誰もが

「失敗」

から気づきを得ています。

 

 

そしてそれは決して

「回り道」

ではないと感じています。

 

 

むしろそれが

「最短距離だった」

というでしょう。

 

 

今日はビジネス寓話シリーズ

「握り飯と近道」

をお送りいたしました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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