【第22回ショッピングの科学】「2025年問題」でお店に求められる対応

2019.09.21

 

今日はシリーズ

「ショッピングの科学」

をお送りいたします。

 

第21回のテーマは

「超高齢化社会への対応」

です。

 

<index>

①「2025年問題」超高齢化社会の日本の状態は?

②高齢者が多くなったお店では何が起こるのか?

③メーカーや小売店がすべきことはなにか

 

 

■「2025年問題」超高齢化社会の日本の状態は?

 

今から6年後は

「2025年問題」

を迎えます。

 

これは

「団塊の世代が全員75歳になる年」

で医療費が爆発的に増えると予測されています。

 

65歳の高齢者率が

「30%超」

となります。

 

こうなると市場の在り方も大きく変わると予測されています。

 

 

■高齢者が多くなったお店では何が起こるのか?

 

まず大きく変わるのは

「高齢者がもてはやされるようになる」

ことでしょう。

 

それもそのはずです。

 

一番の

「人口のボリュームゾーン」

だからです。

 

常に市場は

「団塊の世代」

の成長にフォーカスをされてきました。

 

・若いころの青春

・年を取ればダンディ

・そしてアクティブシニア

 

人数の多さ

財力の多さ

によって消費力も高く

 

これからの

「市場の中心」

を担っていくことになります。

 

しかしそれでも衰えてくるものがあります。

お店の風景を一変させることかもしれません。

 

それはなんでしょうか・・・?

 

 

■お店の風景が変わる原因、それは「高齢者の〇〇」

 

高齢者にとって

「ショッピングで困ること」

は想像できるでしょうか?

 

段差でしょうか?

駐車場の有無でしょうか?

手すりの有無でしょうか?

 

それもありますが

「一番は視力」

です。

 

身体は元気でも

「目の衰え」

というのはどうしても出てくるでしょう。

 

40代で衰えを感じ始める人も少なくありません。

 

現役時代から

「PCやスマホ」

を使っていた人も少なくないでしょう。

 

そうすると今のお店にあるものは

「圧倒的に文字が小さい」

ということになります。

 

 

加齢により

「目には3つの衰え」

が起こります。

 

①水晶体の硬化

②それを支える筋肉が弱くなる

③角膜が黄変する

 

これにより

「焦点が合わなくなり、色の識別が弱くなる」

となってしまいます。

 

市場でも人の視力が問題になっていますが

「さらに切実な問題」

になってきます。それも今すぐに・・・

 

■メーカーや小売店がすべきことはなにか

 

新聞の購読者のアンケートでも

「文字を大きくしてほしい」

という要望が多くあるといいます

 

 

このことは高齢者がよく利用する

「ドラッグストア」

でも同様です。

 

薬のラベル

使用方法

用法・用量

これらは非常に小さな文字で書かれています。

 

このままでは

「新しい製品を購入する」

ということはないでしょう。

 

これまでと同じものを使うしかありません。

 

なぜなら

「商品が何なのかわからない」

からです。

 

これらの製品は

「91%の顧客」

が前面のラベルを読んでから購入するデータがあります。

 

さらに

「42%の顧客」

が裏面の説明にも目を通しています。

 

つまりこれらの商品の購入には

「読む」

という作業がつきものです。

 

 

他の商品群でも同様です。

 

お店の滞在時間が長ければ

「客単価は向上する」

というのは鉄板のデータとして存在します。

 

しかし

「何が書いてあるかわからない商品」

しか置いてないお店には長居はしないでしょう。

 

 

店舗のPOPの制作

商品のパッケージデザイン

 

これは

「20代の仕事」

であることが多いでしょう。

 

彼ら彼女らは

「高齢者の目」

についての配慮など恐らくは持たないでしょう。

 

仕方がありません。

これはわかりようがないのですから。

 

私たちが若いころを思い出せば、納得すると思います。

 

市場の中心を担う

「高齢者」

をターゲットとするならば

 

「高齢者の目」

にフォーカスをしなければなりません。

 

今日はショッピングの科学

「超高齢化社会への対応」

をお送りいたしました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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