
今日は
「話すスピード」
について触れていきます。
昨日登壇した
「プレゼンテーションセミナー」
でも触れたお話です。
以前、話すスピードで最適なのは
「300文字~400文字/分」
とお伝えしたかと思います。
TVのアナウンサーが話すスピードがこのくらいとされています。
原稿を読み上げるのであれば、
「このスピードが適している」
でしょう。
ただし
スピーチ
プレゼンテーション
など
「共感を創り出す」
ことを目的とした場合には、
「相手に考えさせる」
「相手に想像させる」
ということが必要です。
「聞き手が反応するための時間」
が必要となります。
その際には
「間や沈黙の時間」
「問いかけ」
「スピードの変化」
を意識しなければなりません。
一定のペースで話していては、
「共感」
は創り出せません。
世界的スピーチクラブ
「トーストマスターズ」
という非営利団体があります。
では、そこでのスピーチ大会の
「優勝者の話すスピード」
はどの程度のものだったのでしょうか?
このスピーチ国際大会では
5分~7分
のスピーチを行います。
そのスピーチの過去17年間の優勝者のスピーチの平均スピードは
「270文字/分」
という結果が出ています。
もっとも早口だった優勝者は
「430文字/分」
です。
早口で話した理由があるそうです。
「できる限り沈黙の時間を取りたい」
ということでした。
また
「このスピードでは、聞き手は聞き取れない」
ということも明らかになっています。
ですから、この優勝者は
「キーメッセージはゆっくり繰り返す」
ということを意識したそうです。
逆に一番遅い優勝者は
「210文字/分」
とのことです。
どうやら
「話すスピード」
だけが重要というわけではなさそうです。
大切なのは
「聞き手が反応できるかどうか」
がポイントということです。
「聞き手によって」
「話す内容によって」
スピードも変化させなければなりません。
これも大切な
「事前準備」
ですね。
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤