【ビジネス寓話シリーズ】「狩人と鳥」賢く生きるために必要な3つのこと

2020.12.27

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

3つの教訓を守らないと痛い目に合う

 

 

大人気の
「ビジネス寓話シリーズ」
をお送りいたします。

 

 

「狩人と鳥」
というお話です。

 

 

どんな教訓があるでしょうか?

 

 

———————————-

 

昔々
「人間のように話ができる鳥」
を捕まえた狩人がいました

 

 

鳥は
「私を離してください」
と訴えました。

 

 

そうすれば
「私はあなたに3つの賢いことを教えます」
と言いました。

 

 

狩人は
「わかった、それを教えてくれ」
と鳥に言いました。

 

 

1つ目は
「自分のしたことを決して後悔しないこと」

 

 

2つ目は
「可能でないことを信じないこと」

 

 

3つ目は
「あなたの目線を高いところに置かないこと」

 

 

狩人は
「良く教えてくれた」
といって鳥を放しました。

 

 

鳥はすぐさま木の上に飛んでいくとこう言います。

 

 

「おバカさん、なぜ私を放したの?」

「私の餌袋には1億円の価値がある真珠が詰まっていたのに」

 

 

それを聞いた狩人は、木に登って、枝を渡って追いかけまわします。

 

 

しかしついに
「落下」
をしてしまいました。

 

 

足を折り、全身傷だらけになりました。

 

 

鳥は狩人に
「おバカさん」
と言いました。

 

 

「なぜどの助言も1つもきかないの?」

 

 

私を自由にしたことを後悔する

餌袋に宝があることを信じる

高いところに登る

 

 

すべて鳥が助言したことでした。

 

———————————-

 

3つの助言を見ていくと
「それぞれに教訓」
が詰まっているお話です。

 

 

■「後悔しないこと」の教訓

 

 

1つ目は
「後悔しないこと」
になっています。

 

 

そもそも後悔とは
「過去を変えようとする行為」
です。

 

 

しかし必要な行動は
「反省」
です。

 

 

反省は
「未来を変える行為」
です。

 

 

私たちに必要なのは
「事実を検証して、そこから気づきを得て行動をする」
ということです。

 

 

■「可能でないことを信じない」教訓

 

 

2つ目は
「可能でないことを信じない」
ということです。

 

 

しかし世の中では
「絶対にない」
ということを信じてしまう人たちがいます。

 

 

「必ず当たる宝くじの番号を教えてくれる」
などといったものです。

 

 

おもそも
「全く労力がかからず、必ず儲かる」
なんてことはありません。

 

 

しかし人は
「楽をすることに強烈な魅力を感じてしまう生き物」
でもあります。

 

 

■「目線を高いところに置かないよう」の教訓

 

 

3つ目は
「目線を高いところに置かないよう」
です。

 

 

教訓は寓話の中のように
「高いところに行くな」
という話ではありません。

 

 

威張らず謙虚にいましょう

上から目線にならずにいましょう

人を見下さないようにしましょう

 

 

このような教訓を伝えているでしょうか?

 

 

人の脳は
「相手を落とすことで満足を得る」
という性質があります。

 

 

無意識のうちに
「上から目線」
になってしまいます。

 

 

 

3つの教訓を意識して生きていかないと
「いつか痛い目に合う」
という教えです。

 

  • 後悔せず反省する
  • あり得ないことを信じない
  • 謙虚に行動する

 

これが鳥が教えてくれた
「賢いこと」
ということですね。

 

 

全て
「無意識に行動をしていたらできないこと」
です。

 

 

今日はビジネス寓話シリーズ
「狩人と鳥」
というお話をお届けいたしました。

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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