新任マネージャーに「浅はかな結論を出させない方法」

2019.09.30

 

今日は

「人の考えているときに何が起きているか?」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

<index>

①あなたのマーケティングセンスがわかる問題

②あなたの脳の自動システムと熟考システム

③すべての問題で「脳は因果関係を見つけたがる」から起きること

 

 

■あなたのマーケティングセンスがわかる問題

 

いきなりですが

マーケティングセンス

がわかる問題をやってみませんか?

 

 

【問題】

各店舗の面積と品ぞろえはほぼ一緒

立地条件、競合状況、その他ランダムな要因がある

これらによって店舗の売上は異なる

専任エコノミストの予想は前年比10%増になる

 

この条件から

「10%増を前提とした予想をする」

ことがあなたのミッションです。

 

各店舗の売上高をどのように予測しますか?

 

2019年の売上データを渡されました。

 

店舗1 11億円

店舗2 23億円

店舗3 18億円

店舗4 29億円

合計  81億円

 

2020年

 

店舗1 「   」

店舗2 「   」

店舗3 「   」

店舗4 「   」

合計  89.1億円

 

 

直感的に

「昨年の売上に10%ずつ上乗せすればよい」

と考えることができます。

 

しかし、あなたの熟考システムが

「NO」

を突き付けることでしょう。

 

この問題を考えるとき

「脳の思考メカニズム」

が非常にわかりやすい動きをしています。

 

 

■あなたの脳の自動システムと熟考システム

 

この問題を見たときに

「10%増」

という条件に目が行くはずです。

 

直感的には

「10%ずつ上乗せすればよい」

と考えることができます。

 

これが

「自動システムによる決定」

です。

 

ただしあなたの脳では

「この決定に違和感」

を感じたことでしょう。

 

そうするとこの決定を

「熟考システム」

に確認をとります。

 

熟考システムでは

「統計データなどから答えをはじき出します」

 

ただこの時

「自動システムの働き」

は止まっていません。

 

「今回の問題」+「既知の情報」

をどんどん結びつけをしています。

 

この働きは

「メンタルショットガン」

と言います。

 

その中で

「自分がわかりやすいストーリー」

を拾いあげていきます。

 

こうして

「自分の中で根拠のある数字」

を算出することになります。

 

このときに

「自分にとって居心地の良いストーリーが見つけられない」

としたらどういう選択をするでしょうか?

 

それは一番最初の直感に戻り

「10%ずつ上乗せをする」

選択を取ることでしょう。

 

・経験値の少ないマネージャー

・訓練をされていないマネージャー

が浅はかな答えを出すのは、このメカニズムによるものです。

 

また

「根拠の薄い予測にも関わらず自身たっぷり」

という現象がおきるのも、このメカニズムよるものです。

 

 

■すべての問題で「脳は因果関係を見つけたがる」から起きること

 

なぜこのような選択をしてしまうかと言うと

「私たちの脳は因果関係を見つけたがる」

という強いバイアスがかかっているからです。

 

ある事象が突きつけられた場合

「脳は連想される原因」

を早速探し始めます。

 

正確に言えば

・記憶の活性化が自動的に広がる

・すでに保存されている原因を手当たり次第刺激する

ということです。

 

より正解に近い答えを出すためには

「連想記憶を鍛える」

ことが効果的です。

 

将棋や囲碁の名人は

「素人同士の対極の盤面」

を見た瞬間に勝敗がわかるといいます。

 

これは名人の何十万回という

「打ち手の反復」

により連想記憶の領域が鍛えられているからです。

 

熟考システムに頼ることなく

「自動システムで正しい答えを導ける」

ということです。

 

 

同様に

「ビジネスもトレーニングで解決」

することができます。

 

ただし

「単なる情報のインプット」

では鍛えることはできません。

 

・情報の捉え方

・自動システムの働かせ方

・熟考システムの働かせ方

・連想記憶との結びつけ方

 

脳の中でおきている

「情報の道筋」

を鍛えることが必要です。

 

これらを考慮した

「トレーニング」

「研修」

でなければ効果は長続きはしないでしょう。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する

「行動創造理論」

はこのような脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

・脳科学

・心理学

・行動科学

の数多くの研究や知見を

 

「ビジネスの行動」

に体系的に落とし込んだものです。

 

それを身につけ飛躍的に売上を伸ばす

「営業研修」

「マネージャー研修」

「ロジカルシンキング」

などの能力開発プログラムをご提供をしています。

 

ビジネスで成果を出すというのは

「人の行動を継続的に変化させる仕組み」

を本能の行動に合わせてを考えてあげればよいだけです。

 

このようなプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。

 

 

【ご連絡フォーム】

 

 

行動創造理論により

「ほとんどのビジネスの課題は解決できる」

でしょう。

 

今日は

「人の考えているときに何が起きているか?」

というテーマに触れてみました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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