
今日は
「価格の基本心理」
というテーマに触れてみたいと思います。
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①あなたはこんな状況の時いくらなら払いますか?
②では、あなただったらいくらで売りますか?
③購入の意思決定は価格ではなく「価値」
■あなたはこんな状況の時いくらなら払いますか?
あなたは
「砂漠で遭難」
をしてしまいました。
既に2日が経ちました。
のどが渇いて死にそうです。
人間は水がないと3日持たないと言います。
ついにその3日目を迎えようとしています。
いよいよ死という感覚が近づいてきました…
そんな時やっと1人の男に出会えました。
その男に
「水を分けて欲しい」
と頼みます。
男は
「もちろんいいよ」
と快く答えてくれました。
「キンキンに冷えたペットボトルの水を分けてあげるよ」
「いくらで買う?」
さて、皆さんはいくらで買いますか?
身体は暑さで体温がわからないほど熱を持っています。
のどは乾きすぎて焼けたような痛みです。
死の実感で鳥肌が立ってきそうな勢いです、
こんな状況でしたら
「持っているお金を全部出す」
という人がほとんどではないでしょうか?
■では、あなただったらいくらで売りますか?
この状況で
「お金に価値」
はあまりありません。
では
「逆の立場」
だったらどうでしょうか?
遭難している人に
「いくらで売りますか?」
「正規の値段の100円だよ」
「状況が状況だけに1,000円かな」
「いくらでも買うだろうから10,000円だ」
どんな価格を設定しますか?
今日は
「倫理観をテーマ」
にしているわけではありません。
それはいったん置いておきましょう。
人はの値段に対する基本心理です。