「戦略」とは? という質問に答えられますか?

2017.10.02

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

10月に入り期が変わる企業も多いと思います。

我々も新しい年度が始まります。

 

 

そこで今日は

「戦略」

について触れてみたいと思います。

 

 

戦略とは?

と質問されたときになんて答えますか?

 

 

同じ組織内でも答えがまちまちではないでしょうか?

 

 

 

「戦略」

という言葉は誰もが知っていると思います。

しかしこの定義というのは非常に曖昧です。

 

 

辞書で調べても

「戦争」

に関する記述が多く、それをビジネスに応用しているという範囲にとどまります。

 

 

言葉で表すことが難しいと言えるのではないでしょうか?

 

 

ですからおそらく

「自分が想像できる言葉で置き換える」

ということをしているのだと思います。

 

 

その為、人によって

「戦略」

の定義が異なるということです。

 

計画

目的

理念

方針

このような言葉に置き換えられます。

 

 

同じ組織であれば

「共通言語として定義づけ」

が必要です。

 

 

「言葉の意味の正解」

ではなく

 

「行動を作るための共通認識」

である必要があります。

 

 

 

では

「戦略」

はなぜ必要なのでしょうか?

 

 

 

今日は逆の視点で

「戦略が必要ない状況」

から見て行きたいと思います。

 

 

戦略が必要ない場合というのは

「2つ」

あると考えます。

 

 

1 目的がない

 

達成すべき

「目的」

がなければ戦略は必要ありません。

それはそうですよね。

 

 

しかしビジネスにおいては、必ず何かしらの

「目的」

は存在します。

 

目的の

「視点の高い低い」

は人のスキルや企業文化によって異なりますが、必ず存在します。

 

 

恐らく全くの無目的で行動をすることはないでしょう。

 

ビジネスを行う上で

「目的は必ず存在する」

ということです。

 

 

 

2 資源に限りがない

 

ビジネスを進めるうえで

「資源」

が無限にあれば戦略は必要ありません。

 

 

資源が無限にあれば

「考えつくことを徹底的に行う」

ということをすればよいだけです。

 

モノ

が有ればよいということになります。

 

 

しかしどうしても有限な資源があります。

 

それは

「時間」

です。

 

どれほどの人やお金を用意しても

「時間は有限」

です。

 

 

ビジネスで必ず存在する

「目的」

にも時間制限があります。

 

目的を達成するために

「資源を投入する」

ということを考える必要があります。

 

 

この2つの視点から言えば

目的がない

資源が無限

であれば「戦略」は必要なさそうです。

 

 

ただ

目的は存在する

資源は有限

であることは明らかです。

 

 

その為に

「戦略」

は必要になるということです。

 

 

このことから

「戦略とは?」

の解はこのように定義づけできるかもしれません。

 

 

戦略とは

「目的を達成するために資源をどう利用するかの指針」

 

 

 

戦略立案には

「目的と資源」

の現状を整理することとなりそうです。

 

 

今日は

「戦略」

について触れてみました。

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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