今日も引き続き
「AIと営業」
というテーマに触れてみます。
昨日
という記事でAIと営業に触れました。
当面は
「個人の仕事を自動化」
というよりも
「職種に紐づいた活動」
を自動化するという見込みがあるという予測があります。
ではもう少し見ていきましょう。
「どんな営業活動が自動化されるのか?」
という視点でまとめられたデータがあります。
1位 部品営業 活動の85%
2位 旅行代理業 活動の75%
3位 セールスドライバー 活動の70%
4位 保険営業 活動の65%
5位 テレマーケット 活動の50%
5位 小売行活動の50%
「50%以上の活動が自動化」
になる営業です。
決まったものの販売についての
「顧客情報の収集」
「製品情報の収集」
「契約書の作成」
「請求書の発行」
これらはテクノロジーの導入によって
「自動化できる」
範疇になります。
では逆に
「自動化できる活動が少ない」
営業とはどんなものがあるでしょうか?
1位 営業マネージャー 活動の10%
2位 非小売販売の直属の上司 活動の20%
3位 製造営業 活動の20%
4位 広告営業 活動の20%
5位 不動産営業 活動の30%
このような結果となっています。
戦略意思決定
従業員の指導監督
ニーズから提案製品を作る
このような業務は
「自動化しにくい」
という推測結果が出ています。
もう1つ
「興味深い軸」
があります。
それは何だと思いますか?
自動化できる活動が
「50%以上の営業が全てこの範囲」
に入っています。
逆に
「自動化できる活動が30%以下」
はこの範囲に入っていません。
その範囲とは・・・
「時給20ドル以下」
という範囲です。
これは何を表しているでしょうか?
自動化によって
「個人のキャパシティ」
が増加します。
その結果
「付加価値の高い業務に集中する」
ということになります。
人間の持つ
「能力と専門性の価値が高まる」
ということです。
提案の質を上げる
新たな分野で見込み客を創出する
クロスセル/アップセルの機会を増やす
これらを
「高度な情報を使って実現する」
という役割を担うことになります。
これがAIが導入された後
「営業に求められる姿」
となります。
私もこの記事をまとめていて
「RDメソッド」
が大いに役立つ確信を持つことができました。
今日は
「AIと営業」
に触れてみました。
データ:マッキンゼー・グローバル・インスティテュートより
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤