しょうゆを3種類用意するだけで「売上が簡単に上がる理由」

2020.10.05

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

なぜ、醤油にこだわるだけで売上があがるのか?

 

 

今日は
「こだわると売上があがる理由」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①お刺身がおいしい!でも2度と行かなくなる理由とは

②行かなくなる理由は「2つのチープなアイテム」

③こだわりが売り上げを伸ばす理由は「行動科学」

 

 

■お刺身がおいしい!でも2度と行かなくなる理由とは

 

 

私は「お刺身」が大好きです。

 

 

ついつい
「お刺身が美味しいお店」
を探してしまうこともありました。

(特に裏通りや横丁のお店を探すのが好きです)

 

 

お店を探していると
「いいネタを出してくれるお店」
に出会うことがあります。

 

 

しかしネタが良くても
「ある理由でリピートしない」
ことがあります。

 

 

味は良いのに
「行かなくなる理由」
とはなんでしょうか?

 

 

クリンネスや接客態度
関わることではありません。

 

 

「ちょっと残念」
な理由があるからです。

 

 

逆に言えば
「お店の改善点」
といえるかもしれません。

 

 

■行かなくなる理由は「2つのチープなアイテム」

 

 

行かなくなる理由は
「お醤油とわさび」
がチープだったということです。

 

 

ネタがよかったからこそ、余計に感じるのかもしれません。

 

 

残念ですがチープな醤油とわさびは
「お刺身の価値を下げる」
ことになります。

 

 

私の食の好みの話をしているわけではありません(笑)

 

 

 

「商品価値の向上施策」
のお話です。

 

 

最近では
「単価の低いお店」
でも食べ方を教えてくれたりもします。

 

 

〇〇にはAというお醤油で

▢▢は塩で食べてください

▲▲はわさびよりショウガで召し上がってください

 

 

お客さんの好みはありますが
「少しでもおいしく食べてもらいたい」
というこだわりを感じる部分でもあります。

 

 

別の例でも見てみましょう。

 

 

 

「うなぎ」
を食べに行ったとします。

 

 

テーブルに
「スーパーで売っている山椒」
がそのまま置かれていたらていたら、少し残念な気持ちになりませんか?

 

 

たとえ中身は一緒だとしても
「容器を移し替える」
というひと手間があるだけで印象は全く違うでしょう。

 

 

素材

調理方法

価格

 

 

「料理自体に強いこだわり」
を持つ飲食店の方は多いでしょう。

 

 

しかし「普通」です。

 

 

『醤油を3種類用意する』

 

 

3種類用意した瞬間
「メンテナンスの手間は3倍」
になります。

 

 

『山椒の容器を移し替える』

 

 

移し替えようと決めた瞬間
「容器代と移し替える手間」
がかかってきます。

 

 

ちょっと考えれば
「手間がかかることくらい、お客さんもわかる」
ことです。

 

 

「それでもやる」

 

 

少しの手間からお客さんが感じ取るのは
「こだわり」
です。

 

 

お客様が
「こだわり」
に触れたら何が生まれるでしょうか?

 

 

お店に対する
「信頼」
が生まれます。

 

 

 

こだわりと信頼の話は
「飲食店」
に限ったものではありません。

 

 

「お客様に一番喜んでもらうには?」
と考えるのは、どんな業態でも一緒です。

 

 

最初から
「全てにこだわる」
必要はありません。

 

 

一番思い入れのあるもの

一番喜んでもらいたいもの

 

 

やりたいことから取り組んでみるのはいかがでしょうか?

 

 

 

■こだわりが売り上げを伸ばす理由は「行動科学」

 

醤油を3種類用意すると
「2つの行動メカニズム」
が働くことになります。

 

 

人間は
「1つ良いところを見つけると、他も食見てしまう」
という習性があります。

 

 

醤油にこだわることで
「食材、調理全てにこだわる」
と思ってくれます。

 

 

お腹に余裕があれば
「店員さんからのおすすめ」
は恐らく注文してくれるようになります。

 

 

もう1つの効果は
「ミスが減る」
ようになります。

 

 

お客様にとって、ミスでちょっと良くないことがあったとしても
「こだわりがある店なのだから、たまたまだ」
と自ら思ってもらえるようになります。

 

 

2つの反応は
「お客様の脳が自動的に判断している」
ことです。

 

 

  • ハロー効果
  • 認知的不協和

 

 

行動科学の世界では、上記のように呼ばれている効果です。

人の行動で一番強い動機付けです。

 

 

お店のちょっとしったこだわりに触れたことで
「お店にとってもポジティブな行動」
をお客さまが取ってくれるようになります。

 

 

お客様はお店側が思っている以上に
「もう少し食べたい」
「もう少しお金を払いたい」
と思っています。

 

 

お客様の気持ちにこたえるのは
「お店の義務」
と言えるのではないでしょうか?

 

 

押しつけではなく、そっと
「行動メカニズムを用意してあげるお店」
が本当の名店と呼べるのかもしれません。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する「行動創造理論」は
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を本能の行動メカニズムに合わせてあげればよいだけです。

 

 

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今日は「こだわりが売上をあげる」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
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