最新の仕事術は積極的な休憩!?「あなたの休憩の最適のタイミングは52分後」

2022.05.02

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

休憩は決まった時間に積極的に取ったほうが良い!?

 

 

今日は
「短い休憩」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①あなたは1日で休憩を取る時間は決めていますか?

②もしあなたが検査を受けるならば「絶対に午前中が良い」

③トップパフォーマーは効果的に休憩を取る能力がある

 

 

■あなたは1日で休憩を取る時間は決めていますか?

 

 

あなたは1日で休憩を取る時間は決めていますか?

 

 

ほとんどの人は
「1時間程度のお昼休憩」
というものを設定しているでしょう。

 

 

ではそれ以外に
「決めた時間に休憩を取る」
ということはしていますか?

 

 

最近は少しずつ休憩について見直されつつあります。

 

 

しかし業務時間中に
「休憩をしている」=「さぼっている」
という見方をされてしまうことの方がまだまだ多いでしょう。

 

 

休憩を積極的に取り入れないと
「特に午後の時間のパフォーマンスが落ちる」
ということは明らかになっています。

 

 

■もしあなたが検査を受けるならば「絶対に午前中が良い」

 

 

注意力が求められる仕事として
「病院の麻酔」
があげられます。

 

 

麻酔をする患者を間違えてしまった

局所麻酔でよいところを全身麻酔にしてしまった

アレルギーのある患者に投与してしまった

 

 

麻酔に関する失敗は少なからず起きているようです。

 

 

デューク大学医療センターの研究者が
「同病院で行われた9万件の手術」
のデータを見直し分析をしたものがあります。

 

 

そして
「麻酔の有害事象」
の数を突きとめました。

 

 

9時台 1%

16時台 4.2%

 

 

時間帯によって発生確率が4倍以上違っている事実がわかりました。

 

 

ちなみに朝8時台の発生確率は
「0.3%」
となっています。

 

 

夕方の手前の時間は
「複雑な業務に従事する人の仕事に影響を与える」
ことを示したデータとも言えます。

 

 

このことは
「検査」
においても顕著に表れています。

 

 

大腸の内視鏡検査を午前と午後で比べると
「午後は半分以下となる」
というデータもあるようです。

 

もしあなたが検査受けるのであれば
「午前中に行う」
ことを強くお勧めします。

 

 

複雑な意思決定を続けることで
「午後の時間は意思決定力が弱まる」
ことが明らかです。

 

 

脳の思考力も身体と同じように
「使えば疲弊しパフォーマンスが落ちる」
というのは実感したことがあると思います。

 

 

そのため特に午後の時間は
「積極的に休憩をする」
ことが重要となります。

 

 

■トップパフォーマーは効果的に休憩を取る能力がある

 

 

休憩の効果は
「デンマークの小学生全国標準テスト」
において確認できます。

 

 

以前の記事で
「午前中にテストを受けた生徒の方が成績が良い」
ということに触れました。

 

 

デンマークの小学生全国標準テストでは
「別の試み」
も同時に行われていました。

 

 

テストを受ける30分前に休憩を取って
「食べたり、遊んだり、おしゃべり」
をさせました。

 

 

すると彼らの成績は下がりませんでした。

むしろ上がって生徒もいるくらいです。

 

 

つまり
「休憩時間は時間帯の成績低下の効果を上回る」
ということが明らかになりました。

 

 

休憩を取ってからテストを受けさせると
「3週間分の授業を受けたのと同じ効果」
が出ることがわかりました。

 

 

しかし多くの学校では
「テストの点を取らせるために休憩時間を短くする」
という傾向があります。

 

 

8歳児の脳に対して
「休憩は大きな効果がある」
ということはわかりました。

 

 

ではもっと複雑な意思決定をしている
「大人たち」
に休憩の効果はあるのでしょうか?

 

 

結論から言うと
「細かい休憩を頻繁に取る方が生産性が上がる」
というのは明らかになっています。

 

 

生産性追跡ソフトウェアを制作する会社が、自社の社員を分析しました。

 

 

するとトップパフォーマーは
「効果的に休憩を取る能力がある」
ことが明らかになりました。

 

 

さらに黄金法則までも突き止めました。

 

 

仕事ができる人は
「52分間働いた後に17分間休憩を取る」
と結論付けました。

 

 

学会誌で発表されたわけではないので
「科学的根拠」
とはなっていませんが、休憩の効果は十分に示していると思います。

 

 

仕事のパフォ―マンスをあげるには
「仕事のやり方を見直す」
というのが近道であるとは限らないようです。

 

 

積極的に
「短い休憩を入れること」
が最も簡単にパフォーマンスを上げる仕事術と言えそうです。

 

 

もし自分で仕事をコントロールできる人は
「まず休憩時間の設定から行う」
ことが良いかもしれません。

 

 

そしてあなたが上司であれば
「部下の休み時間を設定してあげる」
ことがマネジメントで重要なポイントとなります。

 

 

病院

学校

職場

 

 

全ての環境で
「パフォーマンスの向上」
が確認できている法則と言えます。

 

 

あなたの環境だけ当てはまらないということはないでしょう。

 

 

脳のリズムを
「あなたのビジネスに取り入れる」
だけなので簡単に導入できるはずです。

 

 

私の提唱する
「行動創造理論によるマネジメントの一端」
をご紹介いたしました。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
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脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

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上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

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今日は「得意な時間がわかる鳥診断」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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