なぜビジネスにおいて傾聴スキルが重要なのか?「傾聴スキルの基本技術」

2022.11.24

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

傾聴スキルとは一体どんなものか?伸ばすために必要なことは…

 

 

今日は
「傾聴の基本技術」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①なぜ傾聴スキルが需要なのか?1日を振り返ればわかります

②現代の仕事の環境も「傾聴スキルを減退させる要因」

③傾聴は能動的な行為である、あなたが行うべき基本的な技術とは?

 

 

■なぜ傾聴スキルが重要なのか?1日を振り返ればわかります

 

 

ビジネスにおいて
「傾聴のスキル」
は非常に重要です。

 

 

特にコミュニケーションが重要な
「営業」と「マネジメント」
においては必須のスキルと言っても良いでしょう。

 

 

そもそも人は
「誰かに話を聞いてもらうことが、非常に心地よい」
と感じる生き物です。

 

 

あなたも振り返ってみてください。

1日の中で、自分の話を聞いてもらえる時間はどれだけありますか?

恐らくほとんどないはずです。

 

 

だからこそ
「傾聴」
には大きな価値があるということです。

 

 

■現代の仕事の環境も「傾聴スキルを減退させる要因」

 

 

人の話をよく聴くというスキルは
「差はあるにせよ、誰もが持っているスキル」
と言っても良いでしょう。

 

 

そして傾聴スキルは間違いなく
「訓練によって伸ばせる能力」
でもあります。

 

 

実際にコミュニケーションに長けている人は
「素晴らしい傾聴スキル」
を備えています。

 

 

話し上手といわれる人のほとんどは
「聴くスキルが優れている」
ということは疑いがありません。

 

 

では、なぜ人によって聴くスキルの差が出るのでしょうか?

 

 

最大の理由は
「そこそこ聴ければなんとかなるから」
です。

 

 

まったく人の話を聞けないというのではなく
「そこそこ聴ければ支障はない」
ということです。

 

 

そこそこ聴くというのは
「相手の言葉だけを聞く」
ということです。

 

 

本来コミュニケーションは
「言葉のみで行われるものではない」
ということは誰もが知っていることでしょう。

 

 

しかし聴くスキルが低い人は
「相手の言った言葉」
だけをとらえて判断をしてしまいます。

 

 

喧嘩をしているときは聞くスキルがお互い下がっている状態なので
「言葉尻だけをとらえて収拾がつかなくなる」
というのは経験があるのではないでしょうか?

 

 

特に現代の仕事では
「やるべきことが多い人」
がほとんどです。

 

 

最低限のことだけ聞いて、次の仕事にとりかかることを求められています。

そういった意味では、以前よりも話を聞いてもらえることが少なくなっていることでしょう。

 

 

さらに
「傾聴スキル」
の重要性は増してくるということです。

 

 

■傾聴は能動的な行為である、あなたが行うべき基本的な技術とは?

 

 

そもそも傾聴するといいのは
「受動的な活動ではなく、能動的な活動」
と認識を変えたほうが良いでしょう。

 

 

聴くという行為は一見すると
「受け身の姿勢」
に見られますが、傾聴スキルは能動的な働きです。

 

 

傾聴の基本技術は2つです。

 

 

1つ目は
「何を聞くかを示すことが出来る」
ということです。

 

 

人の意思決定のメカニズムは
「目の前の情報と記憶の情報を結び付け行われる」
です。

 

 

つまり聞くスキルは
「相手の目の前にどんな言葉を置くか?」
ということから始まります。

 

 

つまり質問の仕方によって
「相手のアウトプットが変わる」
ということです。

 

 

良く聴くスキルというと
「オウム返しや相手の話し方のスピードに合わせる」
という単純なものがあげられます。

 

 

相手と波長を合わせることで、共感と安心が創られるので必要なことではあります。

ただ、重要かというと優先順位としては下がります。

 

 

同じことを聞いても、聞き方で意思決定は変わります。

 

 

この手術は90%成功します、受けますか?

この手術は100人受けて10人が必ず死にます、受けますか?

 

 

伝えている内容は全く同じですが、意思決定は大きく異なるでしょう。

わかりやすい単純な例ですが、どんな言葉を置くかが重要です。

 

 

もう1つが「反応」です。

 

 

相手の言葉に対して聴き手が
「どのような反応をするか」
で話し手の印象は変わります。

 

 

例えば友人からこんなことを聞いたとします。

 

 

「今度、俺がマネージャーに昇格するんだ!」
という言葉への反応です、

 

 

着目すべき点を間違えると、大変なことになります。

もし「俺」に着目したら信頼は無くなるでしょう。

 

 

日本語には
「文末決定性」
という特徴があり、感情が文末に乗せられる言語です。

 

 

反応をする部分は
「文末に着目する」
というのが基本です。

 

 

あとは疑問に思うということです。

ただし、疑問に思うというのは疑うということではありません。

 

 

「なぜ、このように考えるのだろう」
と1段思考を深くする作業です。

 

 

私は日ごろから一番ダメな営業は
「疑問に思えない」
と言っています。

 

 

相手の言葉にそのまま反応するのは
「聴くスキルに劣る人」
と定義しても良いでしょう。

 

 

言葉と反応によって
「相手の意思決定を変えることが出来る」
ということです。

 

 

傾聴スキルを伸ばすには
「脳のメカニズムを先回りする」
ということが重要です。

 

 

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今日は「傾聴の基本技術」というテーマに触れてみました。

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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