今日は
「マネジメント」
をテーマにしてみたいと思います。
7月に入り第2Qに入った組織も多いと思います。
4月から新しい年度が始まり、新しいメンバーがチームに入ってきた組織もあるでしょう。
その中には新人や若手社員、他チームから異動してきた経験の浅いメンバーがいると思います。
これまでのマネジメントでは上手くいかないケースもあるのではないでしょうか?
そういった
「経験の浅いメンバー」
の行動をどう創り出すだすかは、マネージャーの大きな仕事の一つです。
どのような
「指示」
をだせば効果的なのでしょうか?
指示の目的は
「部下が自ら行動する」
ということですね。
その為にはメンバーが
「当事者意識」
を持たなければなりません。
もっと平たくいえば
「腹落ち感」
を持たせなければなりません。
部下が
「言われたからやる」
という姿勢では成果は期待できませんし、マネジメントとしても良くない方向です。
ではどうしたらよいか
「4W1H」
で考えてみましょう。
まず
Who→対象の部下
What→やるべきこと
これは当たり前に伝えることでしょう。
ただ、ここまでだと
「あなたがこれをやりなさい」
という指示で終わります。
ここから必要なのは
① Why
です。
その指示を
「実行する理由」
です。
ポイントは、やる理由を指示するのではなく
「考えさせる」
もしくは
「一緒に考える」
ということです。
これは目的意識を自身で持たせるためです。
「なぜやるのか?」→「上からの指示だから」
では腹落ち感はないでしょう。
自分で考えさせるというのがポイントです。
次に考えるのは
② How
です。
ここでのポイントは
「選択させる」
ということです。
「やり方は自分で考えてみなさい」
「わからなければ先輩に聞きなさい」
という指示は経験が浅いメンバーに対しては放任すぎます。
また逆に
「〇〇とやりなさい」
だと指示が強すぎて、やらされ感が出てしまうでしょう。
そこで
「Aというやり方とBというやり方がある。どちらが良いと思うか?」
という方法の指示を出すとよいでしょう。
もちろんそこでの選択に対して
「なぜAなのか」
「なぜBなのか」
という理由(Why)を一緒に考えます。
「選択させる」
というのがポイントです。
そこから最後に
③ When
に落とし込み行動計画を立てることになります。
ここでも
「なぜA-1というアクションががこの日までなのか?」
「なぜA-2というアクションがこの日までなのか?」
という理由(Why)を考えさせます。
こうすると
「自分で考え、自分で選択した」
ということでポジティブな活動が作られるでしょう。
このマネジメントは
「プロジェクトへの参加意識を高めたい」
というときにも同様の方法が応用できます。
私もコンサルティングのときの
「メンバーとのコミュニケーション」
で用いることがあります。
そうすると
「当事者意識」
をもって行動をしてくれる姿を見ることができます。
指示の出し方の一つとして試してみてはいかがでしょうか?
今日は
「最適な指示の方法」
に触れてみました。
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤