今日は
「本当に行動を創るには?」
というテーマに触れてみたいと思います。
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①これまでと違う結果を出すには?
②ベトナムの栄養失調の子供たちを救え!
③行動変革を実現する術を手に入れられるとしたら?
本日の記事の見出し
■これまでと違う結果を出すには?
1つご質問です。
「これまでと違う結果を出すために必要なことは?」
あなただったら、何と答えますか?
この答えは1つです。
「これまでと違う行動をする」
だけです。
これまでと違う行動をすれば
「結果」
は変わります。
では行動を変えるために何が必要でしょうか?
新たな知識でしょうか?
優れた道具でしょうか?
強い意思でしょうか?
その答えは
「多くの栄養失調の子供たちを救ったチーム」
にあります。
■ベトナムの栄養失調の子供たちを救え!
セーブ・ザ・チルドレンで働く
「ジェリー・スターニン」
という人物がいました。
彼はベトナム政府から
「半年以内に栄養失調の子供を救ってほしい」
と告げられました。
しかし彼の手元には
「わずかな資金とスタッフ」
しか与えられませんでした。
しかも、誰もベトナム語が分からない状況です。
スターニンは
「ベトナムの栄養不足には様々な問題が絡んでいる」
ということを文献を通じて知っていました。
衛生状態が悪い
貧困は蔓延
制浄水は普及していない
地方の人々は栄養に無知
しかしこういった知識は
「真実であるが役には立たない」
ものだと考えました。
貧困の撲滅
水の浄化
公衆衛生システム
これらがなければ
「栄養不足を救えない」
というのであれば、いつまでたっても解決しないでしょう。
しかも期限は半年、資金はわずかなのだからなおさらです。
■それでも栄養不足を解消した方法とは??
スターニンには
「もっといい考え」
がありました。
各地方を訪れ、子供たちの体重を測りました。
そしてデータをまとめ
「ごくごく貧乏なのに普通の子供より体格が良く健康な子供」
を見つけ出します。
つまり
「過程が貧乏でも栄養が足りた子供がいる」
ということです。
言い換えれば
「栄養不足は必然ではない」
ということです。
解決するには、その方法を見つければよいということです。
調べていくうちに
「村の常識」
が明らかになりました。
子供たちは家族と共に
「1日2食」
を取っていました。
最高級の米
子供向けの柔らかい純性食品
これらを食べていました。
その後
「健康な子供のいる家庭」
を訪問しました。
すると常識とは異なる行動を取っていました。
それは
「1日4食」
食べているということです。
食べる総量は他の過程と変わりません。
「2回ではなく4回に分けて食べる」
ということをしていました。
大変の過程で行われていた
「1日2食」
というのは子供にとっては間違いだったようです。
栄養不足の子供の胃では
「多くの食べ物と消化しきれない」
という問題を抱えていたということです。
更に異なった点は
「大人向けの食材を食べさせていた」
「大皿からではなく子供の分を取り分けていた」
ということもわかりました。
この時点で多くの人は
「声高に解決方法」
を示したでしょう。
しかしスターニンはそれをしませんでした。
「知識では人の行動が変わらない」
と知っていたからです。
■スターニンの行った「母親たちの行動を創った方法」
スターニンは50の家族を
「10ずつ家族ほどのグループ」
に分かれて、手分けして食事の支度をさせました。
方法を与えるのではなく
「母親自身の変化」
を感じさせることが重要でした。
スターニンの役割は
「母親自身に、自分たちの手で子供を救える」
と理解させることです。
この時に教えたことは
「大人向けの食材を使った料理方法」
です。
具体的な指示を与えたということです。
そして半年後
「65%」
の過程で栄誉失調が改善されました。
そして、その後も継続をしたということです。
■行動変革を実現する術を手に入れられるとしたら
スターニンのとった戦略は
「ビジネスの世界」
でも同様に行うことができます。
スターニンの戦略は
「ブライトスポット」
を見つけるということです。
内部にある成功事例にフォーカスをあて
「再現可能な方法」
に落とし込むというアプローチです。
人は無意識の反応で
「よそ者は嫌い」
というものがあります。
これは
「生物」
としての本能の反応です。
外部から
「こういうやり方が良い」
と言われたところでも意味がありません。
「脳の奥で無意識に拒否をしている」
からです。
あっちとは事情が違う・・・。
うちは特別だから・・・。
このような反応をしたことはないでしょうか?
しかし
「内部の情報」
に焦点を当てることで反応は一変します。
これが
「ブライトスポット」
の非常に優れた点です。
スターニンが成功した
「大きな理由」
がもう1つあります。
それは
「具体的かつ母親でもできる方法」
を示したことです。
ここで
「大層な目標」
を掲げてしまっては、私には無理と拒否されたことでしょう。
行動のメッシュを細かくして
「誰でもできる行動」
に落とし込んだということです。
さらには
「グループで作業をさせた」
ということです。
多くの人間が役割を果たしているのに自分がしないというのは
「社会的圧力」
が生まれ人のためと自分のために行動が創られます。
「行動を創る仕組み」
というのはこのように単純なことの組み合わせです。
しかし多くの組織では
「結果目標」
だけを掲げています。
さらにやり方は個人任せ
もしくは上からの押し付け
このようなマネジメントが横行しています。
マネージャー自身に話しを聞くと
「自主性を尊重しています」
などと言い出す始末です。
スターニンが取った方法は
「魔法」
のような結果を創り出しました。
しかし彼が行ったことは
「脳の意思決定メカニズム沿った」
だけです。
人の行動は
「脳のメカニズムを先回りする」
という単純なことです。
もしこの術を
「手に入れる方法」
があったらどうでしょうか?
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
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脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
-
脳科学
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心理学
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行動科学
これらの数多くの研究や知見を「ビジネスにおける行動」
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営業研修
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ビジネスで成果を出すというのは
「人の行動を継続的に変化させる仕組み」
を本能の行動に合わせ考えてあげればよいだけです。
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ビジネスの課題をすべて解決できるようになるでしょう。
今日は「本当に行動を創るには?」というテーマに触れてみました。
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