【家でもやろう!行動創造理論】2時間目 新しい行動は無視!行動創造の王様は今の習慣

2020.04.17

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

家でもやろう!行動創造理論シリーズ

 

 

 

新型コロナウイルス感染拡大防止で
「家にいよう!」
となっています。

 

この機会に
「今までとは違うことをしよう!」
と思っている方も多いかもしれません。

 

その実現の一助になればと
「家でもやろう!行動創造理論シリーズ」
をお送りしています。

 

2時間目は・・・

 

 

2時間目「 新しい行動は無視!行動創造の王様は今の習慣」

 

 

新しい行動のチャレンジのハードルは
「まず始める」
ということです。

 

そして
「続ける」
ということです。

 

 

3日坊主という言葉があるように最初はできるかもしれません。

 

しかし
「いつしかやらなくなっている」
ことは経験があると思います。

 

 

1時間目でもお伝えしたように
「原因はあなたの意思が弱いから」
ではありません。

 

継続するための
「環境を整えていない」
だけです。

 

 

2時間目は
「強力な行動スイッチ」
の設定方法を一緒にみていきましょう。

 

 

「行動創造の王様」
と言っても良い強力な方法です。

 

 

その強力な方法は
「今ある習慣を利用する」
というものです。

 

 

■行動創造の王様「アクショントリガー」

 

その方法は
「アクショントリガー」
という方法です。

 

 

アクショントリガーの手順は
「3ステップ」
です。

 

 

①今ある習慣を書き出す

②書き出した習慣と新しい行動をセットする

③いつやるかを予約する

 

この簡単な3ステップで環境を創り出すことができます。

 

 

①今ある習慣を書き出す

 

私たちは1日の生活の中で
「必ずやっていること」
があるはずです。

 

 

例えば・・

・顔を洗う

・歯を磨く

・着替える

・コーヒーを飲む

・メールをチェックする

・SNSの投稿をする

・筋トレをする

・料理をする

 

 

やっていることの種類は関係ありません。

まず、7個~10個書き出してみてください。

 

 

書き出した習慣のほとんどが
「意志のチカラ」
を必要としていないことがわかるでしょう。

 

 

②書き出した習慣と新しい行動をセットする

 

行動を創りだすには
「アクショントリガー」
をセットする必要があります。

 

文字通り
「行動の引き金」
です。

 

この引き金を
「普段やっている習慣」
を使うという方法です。

 

 

「書き出した習慣」+「新たにやりたいこと」
をセットします。

 

 

例えばこのような感じです。

 

 

筋トレを習慣にしたければ
「歯を磨く⇒腕立て伏せを10回する」
とセットします。

 

 

新規ビジネスの情報収集をしたければ
「コーヒーを飲む⇒ビジネスモデルの研究を3件行う」
とセットします。

 

 

企画書を作成したければ
「メールチェックする⇒企画書の作成を始める」
とセットします。

 

 

既存の習慣を引き金として
「新しい行動を行う」
というルールを作るだけです。

 

 

これは人の脳の本能を刺激しています。

 

 

何かが起きた時
「必ず何かの行動をする」
というのは本能の行動です。

 

歩いていて
「靴の底にトゲが刺さった」
と気づきました

 

 

あなたはその時どんな行動を取りますか?

 

 

きっとすぐにトゲを確認するでしょう。

銀行に行ってお金をおろしてからでいいや、とはならないはずです。

 

 

人の行動というのは
「何かの出来事があって創られるもの」
と言って良いでしょう。

 

 

新しい行動を創るために
「新しい行動に着目する必要はない」
ということです。

 

すでに習慣化している行動にフォーカスして
「アクショントリガー」
として利用すればよいだけです。

 

新しい行動を
「意志のチカラで創る」
と比べたら非常に安易な方法ではないでしょうか?

 

 

③いつやるかを予約する

 

ここまでくれば、あと一息です。

 

「普段の行動と新しい行動のセット」
が終わったらもう1つ付け加えます。

 

 

それは
「いつやるか」
というスケジュールを決めるということです。

 

自分の脳に
「行動を予約する」
という方法です。

 

 

ビデオの予約と一緒です。

 

 

「人の脳はあらかじめ決められたことに向かっていく」
という性質を持っています。

 

その性質を利用して
「行動の予約」
を脳にセットしてしまうということです。

 

 

例えば以下のようにセットします。

 

7:00 歯を磨く(⇒腕立て10回行う)

8:40 メールをチェックする(⇒企画書を25分間作成する)

 

ここではより具体的に設定することが効果を高めます。

 

 

 

①今ある習慣を書き出す

②書き出した習慣と新しい行動をセットする

③いつやるかを予約する

 

この3つのステップでセットするだけです。

 

 

このアクショントリガーという方法は明確な成果が出ています。

 

ニューヨーク大学の研究で
「75%の学生の行動が変わった」
という結果を導くことに成功しています。

 

 

私たちも試してみる価値が、十分にある方法ではないでしょうか?

 

 

2時間目は
「今ある習慣を活用する」
ことができれば100点ですね!

 

 

新型コロナウイルスの感染拡大防止で毎日大変ですが、一緒に乗り越えていきましょう!

 

 

【家でもやろう!行動創造理論シリーズ】

1時間目 行動と意思のチカラは全く無関係?

2時間目 新しい行動は無視!フォーカスするのは今の習慣

3時間目 いつやるか?朝でしょ!

4時間目 成功率を高める目標設定法「結果目標」

5時間目 成功率を高める目標設定法②「行動目標」

 

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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