本日の記事の見出し
あなたの参加する会議の雰囲気はどんなものですか?
今日は
「自由に意見が出る環境」
というテーマに触れてみたいと思います。
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■あなたの参加する会議の雰囲気は、支配的?友好的?
あなたも仕事をしていると
「社内会議」
に参加することがあると思います。
組織の意思決定に関する会議
営業成績を報告する会議
プロジェクトの進捗を確認する会議
様々な目的で会議が行われます。
では、あなたの参加する
「会議の雰囲気」
はどんな感じでしょうか?
A 厳かなムード
B 明るいムード
もし厳かなムードの場合
「会議は緊張感や恐怖心で支配されている」
ことでしょう。
緊張感や恐怖心で支配された会議で
「創造性ある意見」
は果たして出されるでしょうか?
とてもではないですが、生まれそうにはありません。
組織体が大きくなればなるほど
「会議の雰囲気は支配的になる」
という傾向があります。
■恐怖に支配された脳からはアイデアや意見は創造されない
新しいアイデアが生まれるためには
「脳の状態」
が非常に重要になります。
そもそも新しアイデアと言っても
「ゼロから生まれる」
ということはあり得ません。
人の脳は想像できることしか、情報として捉えられないからです。
つまりアイデアは
「既存のものの組み合わせで構成される」
ということです。
有効的な雰囲気だと
「情報の組み合わせに柔軟性が生まれる」
ことがわかっています。
支配的な雰囲気の会議では
「脳は恐怖を覚え、生存欲求を最優先する」
こととなります。
当然ながら、創造的な意見は生まれないでしょう。
批判されないような、当たり障りのない意見が充満します。
それどころか自己保身のためのウソで塗り固めた情報も混ざることでしょう。
営業組織では会議という名の
「売れない営業のつるし上げ」
が行われ来ました。
本来、会議では行き詰まりを解消し、部下育成する時間であるべきです。
しかし多くのマネージャーは
「結果の管理」
だけに着目し、支配的な雰囲気を出してしまいます。
最大の原因は自分も同様に受けた
「経験バイアス」
によるものです。
リラックスした有効的な会議では
「禁止事項」
も簡単に設定することが出来ます。
通常、禁止されるというのは
「支配的である」
と考えがちですが違います。
人の意思決定の多くは
「無意識指揮のうちにパターン化してしまう」
という性質があります。
パターン化した思考では新しいアイデアは生まれません。
新しいアイデアに必要なのは
「思考のパターン化を制限する」
ことが重要です。
たとえ話の禁止
意見の同意の禁止
成功事例の持ち出し禁止
たとえ話や成功事例というのは、一見良さそうですが
「パターン化思考を引き起こしやすい」
という側面があります。
支配的な雰囲気で
「禁止事項」
をつくるとさらに恐怖心が充満します。
一方で有効的なオープンな雰囲気であれば
「ポジティブに禁止事項を設定できる」
こととなります。
良い行動を創るよりも
「無駄な行動を排除する」
ほうがマネジメントでは簡単で効果が出しやすいのは言うまでもありません。
■行動科学に基づく「自由に意見が出る環境の作り方」
有効的な雰囲気を作るには
「会議の時間のみ考えればよい」
というわけではありません。
日常から発言しやすい雰囲気を心がける必要があります。
言い換えれば組織の中に
「発言しやすい文化を作る」
といったところでしょうか。
あるヨーロッパの大企業の経営者は
「反対意見を上げた社員に報酬を与える」
という仕組みを導入しました。
その経営者の素晴らしいところは
「自分では正しいと思うが、間違うことも多くある」
ということを自分で理解をしていたという点です。
大企業の経営者ともなれば
「成功の連続の人生」
だったはずです。
成功し続けたからポジションを勝ち取りました。
普通の人よりも自分の意見が優れていると思ってもおかしくありません。
自分にも間違いがあると言い聞かせるには、相当の努力があったことでしょう。
会社のオーナーなら
「反対意見の報酬制度」
を採用できるかもしれません。
しかし多くの管理職の人たちでは不可能です。
私は発言する文化を育てるために
「1on1ミーティング」
を推奨しています。
今更と思うかもしれませんが、やってみると効果がすぐに出ることを実感するでしょう。
また
「日ごろから部下とコミュニケーションを取っている」
と思っていても、1on1は推奨します。
1on1ミーティングは本当にメリットが数多くあります。
実行者の行動変容が現れる
行動変容によりスキルアップが出来る
得意なこと伸ばせるようになる
その結果、業績への貢献が出来るようになります。
ポイントは雑談ではなく
「公式のミーティングで行う」
ということです。
公式のミーティングの中で
「部下にたくさん発言させる」
ということを繰り返させます。
ミーティングを重ねていくと単純接触効果が生まれ
「発言しても大丈夫」
と脳が認識し、自分の意見が言えるようになります。
マネジメント研修でも
「行動変容のはじめの一歩」
として私も推奨しています。
今日の記事では詳しくは触れませんが
「行動創造理論に基づくマネジメント技術」
であることを伝えておきます。
私の研修を受けたマネージャーたちは、実感していることでしょう。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
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脳科学
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心理学
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行動経済学
上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
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営業研修
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マネージメント研修
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能力開発トレーニング
「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。
営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。
成約率が50%向上した
新規案件数が10倍に増えた
たった1か月で売上が4.6倍になった
上記の成果を導いたプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。
売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。
すでに8,816人の営業が飛躍的に向上させました。
今日は「自由に意見が出る環境」というテーマに触れてみました。