無意識のうちにあなたも選択してしまう…全てを滅ぼす「現状維持の危険」

2022.09.09

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

現状維持と慢心は偉大な文明までも滅ぼしてきた!?

 

 

今日は
「現状維持の危険性」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①偉大な文明の平均存続期間は何年でしょうか?

②国家を滅ぼす現状維持と慢心はビジネスでも同様

③人の失敗の最大の要因は「意思決定の偏り」

 

 

■偉大な文明の平均存続期間は何年でしょうか?

 

 

世界の歴史では
「新たな国家が生まれては衰退していく」
ことを繰り返してきました。

 

 

歴史的に見れば
「偉大な文明」
も数多くあります。

 

 

しかしそんな偉大な文明も滅んでしまいました。

 

 

さて偉大な文明の
「平均存続期間」
は何年くらいでしょうか?

 

 

偉大な文明の平均存続期間は
「200年程度」
です。

 

 

文明が登場し滅んでいくパターンは下記の通りです。

 

 

抑圧されているものが目覚める

目覚めたものが勇気ある行動を起こす

勇気ある行動によって権力者が倒れる

新しい権力者の座につく

権力を手にしたものが裕福になる

裕福になったものが現状維持を望む

現状意志をするために弱いものを抑圧する

抑圧されているものが目覚める

 

 

上記のサイクルを200年で繰り返しているということです。

 

 

■国家を滅ぼす現状維持と慢心はビジネスでも同様

 

 

恐らく既存権力を倒した後は、精力的に良い制度を次々と取り入れていったと思います。

そして国家は成長を続けるようになります。

 

 

しかしこの間には
「自信(慢心)」
も生まれるようになるでしょう。

 

 

するとそのうち
「傲慢な政治」
を行うようになり、抑圧される人が出てくるということです。

 

 

特に代替わりが入るとなると
「自身の苦労はなく権力だけが手に入る状態」
となるため、慢心は加速をして行くことになります。

 

 

これまで国家の誕生と滅亡に触れてきましたが
「ビジネスの世界」
でも同様です。

 

 

現状維持を意識した瞬間に、その場にとどまることは出来なくなります。

それだけ市場の変化が長いからです。

 

 

30年前は世界のトップ企業には
「日本の会社の名前」
が数多く登場していました。

 

 

しかし今では全く見なくなりました。

 

 

歴史のある企業から出てくる情報は
「不祥事のニュース」
ばかりという印象さえあります。

 

 

1つの成功にしがみついてしまうというのは
「意思決定のメカニズム」
から見れば当たり前の選択です。

 

 

安心できる場所を手にしたら
「現状維持を選択する」
というのも動物的本能からくる意思決定です。

 

 

■人の失敗の最大の要因は「意思決定の偏り」

 

 

人間の失敗には少なからず
「意思決定の偏り(バイアス)」
が生じています。

 

 

現状維持しようとするのは
「ラクだから」
に他ありません。

 

 

新しい動きをするよりも
「昨日と同じことをした方がラク」
なことは誰もが想像つくことでしょう。

 

 

文明も企業も
「成功を導いた制度と方法」
が存在します。

 

 

自らが手にした成功は
「他の何よりも価値があるもの」
となります。

 

 

上手く行った結果を手にした人は
「絶対の自信」
を持つようになり、変化に気づくことが無くなります。

 

 

成功した人が目にするのは
「自分の考えを指示する情報だけ」
となります。

 

 

確証バイアスと呼ばれる偏りです。

そして、楽な現状維持バイアスと重なり、変化の選択が出来なくなります。

 

 

前に決めた制度が
「デフォルト」
という足かせになり、さらに動きが取れなくなるということです。

 

 

企業レベルの話だけではありません。

個人レベルでも全く一緒です。

 

 

過去に成績の良かった
「ベテラン社員」
の姿を想像してみてください。

 

 

自分のやり方に固執し変化できない人

「〇〇であるべき」と意見を押し付けてくる人

指示を出してもなかなかやらない人

 

 

もしかしたら想像できる顔が思い浮かんだかもしれません。

 

 

バイアスによる意思決定の偏りが生まれることは仕方がありません。

それが私たちの脳のメカニズムだからです。

 

 

脳のメカニズムのまま意思決定をすると
「優れた文明までも滅ぼす」
という危険があるということです。

 

 

ただし、目の前の情報の扱い方で
「無意識の意思決定の先回り」
をすることは可能です。

 

 

自らの行動変容

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上記において
「意思決定のメカニズムを先回りする」
ことで、業績は改善することができます。

 

 

その方法をまとめたものが行動創造理論です。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


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今日は「現状維持の危険性」というテーマに触れてみました。

 

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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