本日の記事の見出し
たった1つのチェックボックスで、怠け者の行動が変わる!?
今日は
「行動を変えるメカニズム」
のテーマに触れたいと思います。
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①あなたにとっても普段の行動を変えるのは容易ではないはず
②ある医療機関で行われた1500万ドルの損失を一夜で解決した方法は?
③たった1つのチェックボックスで行動が変わる理由は脳にある
■あなたにとっても普段の行動を変えるのは容易ではないはず
あなたにとっても、普段からの行動を変えることは容易ではありません。
資格取得の勉強をするつもりが
「ついついサブスクの動画を一気に見てしまう」
ということはありませんか?
健康と節約のために自炊をしようとしても
「ついつい外食に頼ってしまう」
ということも…。
今度こそはと購入した健康器具も
「いつの間にか定位置から動かない」
なんてこともあるのでは??
どうしたら行動を変えることが出来るでしょうか?
行動を変えない限り結果が変わらないことなど、誰もが知っているはずなのですが…
1つケーススタディを見てみましょう。
行動を変えるヒントがあるかもしれません。
■ある医療機関で行われた1500万ドルの損失を一夜で解決した方法は?
ある医療機関では
「年間1,500万ドルの負担」
が強いられていました。
1,500万ドルの負担の要因は
「処方する薬を安価なジェネリック薬品を用いることが少なかった」
ということが要因でした。
しかしそんな根深い問題が
「一夜にして解決した」
ことになりました。
医師たちの行動変容によって、大きな問題が解決されました。
さて、何が起きたのでしょうか?
少し考えてみてください。
もっとジェネリックを活用しようと、院長から指示があったのでしょうか?
改めて製薬会社からジェネリックの効果の講習を受けたのでしょうか?
月末にジェネリックの処方率を確認したのでしょうか?
医師たちの行動を変えたのは
「たった1つのチェックボックス」
でした。
医師が処方する際に使うシステムに
「1つのチェックボックス」
が追加されました。
医師がそのチェックボックスにチェックを入れない限り
「ジェネリック薬品が処方される」
というものです。
たったこれだけで、地域で最下位だったジェネリック処方率が
「地域で最も高い医療機関」
となり患者の負担も含め1,500万ドルの削減に成功しました
なぜたった1つのチェックボックスで、劇的な行動変容が生まれたのでしょうか?
理由は脳のメカニズムにあります。
■たった1つのチェックボックスで行動が変わる理由は脳にある
人の脳は
「最小努力の法則」
というもので意思決定を行っています。
最小努力の法則とは
「同じ結果を得るならば、最も楽な方法を無意識に選択する」
というメカニズムです。
人の脳は負担をかけさせないように働いている器官です。
負担がかかり続けると、危険にさらされた時に動けなくなるからです。
誰もが備えている防衛本能です。
単純にいえば
「人は誰もが無意識に楽案方法を選択する」
ということです。
上記の医療機関のケーススタディでみると
「チェックボックスに入れない方がラク」
だから誰も入れなかったということです。
それまでは、従来処方しているものの方が
「余計なことを考えず、説明もしなくて良いのでラク」
だから先行薬品が選ばれていたということです。
しかしシステムの変更で
「チェックボックスを探して選ぶ」
というほうが面倒になったから、ジェネリックを選択したということです。
医師たちの削減意識や、上層部からの命令でもありません。
たった1つの仕組みで人の行動は変わるということです。
「デフォルト」と呼ばれる行動科学の1つです。
デフォルトは様々な場面で取り入れられています。
例えば運転免許証の後ろには何が書いてあるかご存じですか?
臓器移植に関する意思表示についてです。
日本では
「臓器移植をする」
と意思表示をしている人の割合が非常に低い国です。
スペイン、イタリア、オーストリアなどは非常に高い国です。
違いはたった1つです。
デフォルトの違いです。
日本では臓器移植をしても良いと考える人は
「〇」
をつけることになっています。
スペインやイタリアでは
「臓器移植を拒否するという人だけ〇を付ける」
となっています。
何も行動を起こさなければ日本では拒否、欧州では同意となっているということです。
これがデフォルトの力です。
デフォルトというのはあなたにとって
「習慣」
ということです。
普段からやっていることは
「最もラク」
なので、脳が優先的に選択しています。
最初はデフォルトの脳のメカニズムを知るだけでも、行動変容の効果があります。
なぜならば楽なことをしようとしたときに
「デフォルトに動かされている」
と気づくことが出来るからです。
デフォルトの選択が危険と察知すれば
「脳は危機回避の行動を取るように指示を出す」
ことになります。
脳のメカニズムを先回りすることで、かなりの確率で行動を変えることが出来ます。
もちろんあなた自身もです。
そして仕事で付き合う、お客様や部下の行動も変えることが出来ます。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
-
脳科学
-
心理学
-
行動経済学
上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
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営業研修
-
マネージメント研修
-
能力開発トレーニング
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今日は「行動を変えるメカニズム」というテーマに触れてみました。