「忙しかった割に仕事が終っていない…」を解決するには夕方の買い物にヒントが!?

2023.02.09

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

夕方の買い物にヒントのある仕事術とは??

 

 

今日は
「行動計画のメモ」
をテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①「夕方にスーパーに買い物に行ってはいけない」は科学的根拠があった!?

②空腹は本能の欲求のため、脳がブレーキをかけられなくなる

③買い物から学ぶ!生産性を簡単にあげる”行動計画メモ”の作り方

 

 

■「夕方にスーパーに買い物に行ってはいけない」は科学的根拠があった!?

 

 

よくスーパーに買い物に行くときは
「夕方に行ってはいけない」
と言われています。

 

 

理由は空腹状態だと
「予定以外のものも買ってしまうから」
です。

 

 

もしかしたら、あなたも経験があるのでは無いでしょうか?

 

 

予定外の買い物については
「なんとなくではなく、明確にした実験」
があります。

 

 

ハーバード大学 ダン・ギルバート

ヴァージニア大学 ティム・ウィルソン

2人の学者の実験です。

 

 

2人の実験は
「夕方のスーパー」
にて行われました。

 

 

スーパーに買い物に来たお客様に無作為で
「空腹ですか?」
と尋ねます。

 

 

そしてその後、何を買う予定か聞きました。

 

 

A 「空腹です」と答えたグループ

B 「空腹ではない」と答えたグループ

 

 

その後の買い物行動が変化したかどうかを調べました。

 

 

グループA 予定以外のものを多く買った

グループB 予定通りの買い物に収まった

 

 

実験結果は明確なものとなりました。

 

 

■空腹は本能の欲求のため、脳がブレーキをかけられなくなる

 

 

まず空腹な状態は
「理性を働きにくくする状態」
と言い換えて良いでしょう。

 

 

本能の欲求が満たされていない状態なので
「直観的な思考に頼りやすくなる」
というの原因です。

 

 

予定にないものの買い物で多いのは
「アイスクリーム」「クッキー」
など、甘いものが増えることもわかっています。

 

 

甘いものの売り場を通ったときに
「最初は必要ないもの」
と認識します。

 

 

頭の記憶の買い物リストの中には無いからです。

 

 

しかし人の脳はすぐに
「正当化」
を無意識のうちに始めています。

 

 

「今日ぐらいは良いでしょ」

「子供にもたまには」

「夜が少し長くなりそうだから」

 

 

全く合理性のない理由で、自分を納得させカゴに商品を入れます。

 

 

空腹状態でなければ
「脳にエネルギーが残っているので、計画通りの行動」
を取れるようになります。

 

 

逆にエネルギーが足りないと
「誘惑された商品を買う」
という満足を得ることで、脳を活性化させています。

 

 

余計な買い物を防ぐには
「記憶をたどるのではなく、メモを見る」
という方法が有効です。

 

 

買い物メモがガイドとなり、余計な思考を入れなくする準備です。

 

 

■買い物から学ぶ!生産性を簡単にあげる”行動計画メモ”の作り方

 

 

メモを活用するというのは
「仕事の行動計画」
にも大いに役立ちます。

 

 

もしかしたら
「1日バタバタしていたけれど、仕事が進まなかった」
という日があるかもしれません。

 

 

脳メカニズムからいえば
「夕方の買い物」
と一緒の状況です。

 

 

記憶でやることをコントロールしようとしても
「目の前の情報」
によって、優先順位が一瞬で変わってしまいます。

 

 

あなたのそばで
「リアルタイムに現れる仕事」
に飛びついてしまうことになります。

 

その結果、忙しかっただけで
「本来やるべき仕事が進んでいない」
となります。

 

 

対処するには買い物と一緒です。

 

 

「仕事リストのメモ」
を作っておくと良いでしょう。

 

 

ただし
「単なるTODOリスト」
ではあまり効果がありません。

 

 

買い物と違って
「仕事は1回の作業で完結する」
というものばかりではありません。

 

 

「行動計画のメモ」にすることが肝要です。

 

 

1日の中で
「いつ行うか」
という時間を入れた計画にすることです。

 

 

何をするか(What)

いつやるか(When)

どのようにやるか(How)

なぜやるのか(Why)

 

 

上記4つの要素を入れることで
「行動の計画書」
が出来上がります。

 

 

そして、記憶をたどるよりも
「3倍の行動モチベーションが生まれる」
ことになります。

 

 

それでも手につかないときの
「秘策」
をお届けします。

 

 

「一番最初の行動」を明記しておくと良いでしょう。

 

 

例えば企画のアイデアを考える時は
「ノートを開き面を持つ」
という行動です。

 

 

プレゼンテーション資料を創るときは
「パワーポイントを立ち上げて、スライドマスターを入れる」
とすれば良いでしょう。

 

 

ご存じの通り
「ゼロ⇒イチ」
にすることが一番労力がかかります。

 

 

その労力を
「一番小さい単位で行う」
ことで、行動のスイッチは簡単に入ります。

 

 

「14:00になったらやろう」
と中途半端に意志のチカラを頼ってはいけません。

 

 

13:59に電話が鳴ったら、そこで終わりです。

次は15:00になったらと先延ばしするだけになります。

 

 

買い物も仕事も
「根本は同じ脳のメカニズム」
でつながっているのです。

 

 

上手く先回りさえすれば、
「生産性は簡単に上げる」
ことが出来ます。

 

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

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今日は「行動計画のメモ」というテーマに触れてみました。

 

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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