本日の記事の見出し
人が記憶を呼び起こすときに使われるポジティブな物質があった!?
今日は
「記憶にたっぷり浸る効果」
というテーマに触れてみたいと思います。
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■あなたの人生の思い出となった曲を教えてください
1つご質問です。
「あなたの人生で有意義な経験をしたのはいつでしたか?」
と聞かれたら何と答えますか?
オープン質問と呼ばれる類の質問で
「100%主観的な答え」
が出るでしょう。
もちろんあなたから出された答えが正解です。
ほかの人の意見で変わるものでもありません。
とはいうもののある傾向が見られます。
熟年気にあるプロの作家に
「人生を変える本を読んだのはいつですか?」
と聞くと75%以上の人が同じ答えをします。
また別の人に
「今まで聞いた中で一番印象的で代表的な曲は何ですか?」
と聞いても同じ答えが返ってきます。
過去の印象に残る本や曲の思い出を聞くと
「多くの人が15歳~25歳のころのもの」
を上げます。
人の心理効能の1つである
「思い出バイアス」
と呼ばれるものです。
■「脳は20歳前後の記憶」を無意識のうちに贔屓をしている
思い出を懐かしむと
「脳の中で記憶システムが作動する」
ようになります。
記憶のメカニズムでは
「年齢によって呼び出しパターンが変わる」
ことがわかっています。
【記憶の呼び起しパターン】
生まれてすぐの記憶は呼び起されません。
3歳くらいから上昇カーブを描きます。
そして20歳でピークに達します。
その後25歳を過ぎたころから緩やかに下降線を描きます。
そこから30歳を過ぎて急降下をし始めるのです。
55歳くらいでとまり、そこからまた緩やかな上昇カーブを描くことになります。
つまり10代後半から20代前半の出来事が記憶に残りやすいということです。
そして脳はこのころの記憶を
「贔屓する」
としています。
20歳前後の記憶を呼び起こすときに
「ドーパミンが多く分泌され、脳と身体を活性化できる」
ことを知っているからです。
■記憶に浸ることで今のあなたのストレスも緩和される
科学者の
「20歳前後の記憶を贔屓する」
というのは私たちに大いに役立ちます。
日常の心の疲れをいやすことができるからです。
20歳前後のころの記憶を想起してみてください。
今ならあの頃聞いていた曲を
「サブスクリプション」
で聞くことができます。
曲を聴いているうちに
「友人と過ごした時間」「恋の思い出」
などが呼び起されるかもしれません。
今の仕事につながるきっかけとなった出来事があったかもしれません。
また、当時読んでいた本を手に取るのも良いでしょう。
夢中になった漫画を改めて開いてみるのも良いでしょう。
文字と絵とともに、当時の感情が呼び起されるかもしれません。
この時あなたの脳の中には
「ボジティブな物質であるドーパミンが使われている」
ことになります。
年齢を重ねて聞くうちにドーパミンが少なくなります。
なかなか物事を思い出せない要因の1つでもあります。
そのため
「イライラしたり、疲れを感じやすくなったり」
とするかもしれません。
20歳前後の記憶は脳が贔屓しますし、思い出しやすいので労力もかかりません。
曲や本などのきっかえを与えてあげればよいのです。
「お風呂の中で当時の曲を口ずさんでみる」
とするだけでも、1週間の疲れは解消されるかもしれません。
誰でも、いつでもできるストレス解消法です。
脳のメカニズムに沿った方法なので、効果は期待しても良いでしょう。
ビジネス理論である行動創造理論を少し変えて使うと
「セルフメディケーション」
にも役立てることができます。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
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脳科学
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心理学
-
行動経済学
上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
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営業研修
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マネージメント研修
-
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今日は「記憶にたっぷり浸る効果」というテーマに触れてみました。