本日の記事の見出し
あなたも「有能でありたがる人」かもしれない
今日は
「有能でありたがる人の心理」
について触れていきます。
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②モチベーションを大きく変えてしまう「あるもの」の正体とは?
■人は誰もが「有能でありたい」と考えている
有名な心理学者「デシ」が唱える説があります。
デシによると、人はだれしもが
「有能でありたい(熟達思考)」
を持っているとのことです。
人よりも有能でありたいというのは
「本能によるもの」
と言い換えてもよいかもしれません。
そのため不必要に
「人を下げる言動」
が生まれたりもします。
いずれも
「自分が有能でありたい、強く生きられる」
と思うための反応です。
多かれ少なかれ
「有能でありたい」
と思っているということです。
誰もがもっている心理に
「あるもの」
を加えると、正反対の結果になることもわかっています。
ではその
「あるもの」
とは何でしょうか?
■モチベーションを大きく変えてしまう「あるもの」の正体とは?
あるものによって
「モチベーション」
に大きな変化が生まれます。
加えるものによって
「高いモチベーションになる」
こともあります。
またその反対で
「嫌々の行動になる」
とされています。
では
「あるもの」
とは何でしょうか?
高いモチベーションにつながるのは
「自己決定」
です。
「人は自分で決めることが好き」
というメカニズムがあります。
実際は自分では決めきれないのですが
「自分で決めた気になりたい」
というほうが正しいのですが…。
(人の心理メカニズムはかなり面倒です)
ただ
「自己決定感の欲求」
を満たされるとモチベーションは高くなります。
逆に嫌々な行動につながるのは
「外的コントロール」
です。
「あれをやりなさい」
「これをやりなさい」
上記のような指示は、モチベーションを下げるということです。
「自己決定」が阻害されると
「高いパフォーマンスが発揮されなくなる」
ということです。
企業では成果主義
「インセンティブ制度」
を取り入れるケースが過去に目立ちました
ただ、そのほとんどがうまくいかなかったと思います。
この制度が
「外的なコントロール」
にあたるものだからです。
「ニンジンをぶら下げて走らせる」
ことと同様の制度です。
心理学では
「アンダーマイニング」
と呼ぶ現象です。
部下のマネージメント
お客様への営業
自身の目標達成
いずれの場面でも
「自己決定」
が重要ということです。
そして決して
「阻害してはならない」
ということです。
■「有能でありたがる」ではなく「有能な人材」とは?
マネージメントでは
「部下に選択させる」
ようにフィードバックを行う
セールスでは
「お客様に選択させる」
ように提案を行う
自身の行動では
「選択肢を複数用意し」
選択できるようにする。
実は人の脳は
「絶対評価ができない」
器官でもあります。
「どう思いますか?」
と聞いても、実はちゃんと答えられません。
選択肢を提示して
「限定的な選択」
をさせることが、正しい行動を導くことになります。
ただし
「限定的な選択のみ」
だと自己決定感は薄れます。
拡大質問と呼ばれる
「選択肢が無限にある質問」
を織り交ぜていくことが必要です。
脳のメカニズムを先回りして
「自己決定感の欲求」
を満たせる人が、有能なビジネスパーソンです。
有能なマネージャー
有能な営業
自走できる人材
このように言えるでしょう。
また組織として
「有能な人材」
を育成する投資を続ける必要があります。
「有能でありたがる人」
ばかりいても仕方がないですからね。
その時、私の提唱する
「行動創造理論」
が少しでもお役に立てばと思います。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する「行動創造理論」は
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
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脳科学
-
心理学
-
行動科学
上記の数多くの研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
行動変革スキルを身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
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営業研修
-
マネージメント研修
-
能力開発トレーニング
「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。
営業で成果を出すには
「人のを本能の行動に合わせる」
ことが一番早く、大きく成果が出せます。
プログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。
ビジネスの課題をすべて解決できるようになるでしょう。
今日は「有能でありたがる人の心理」というテーマに触れてみました。