会議に渦巻く3つの感情 ファシリテーターの技術

2017.06.14

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「会議」

について触れていきたいと思います。

 

いろいろな会議があり、参加をしていると思います。

 

 

会議によって

テーマ

参加者

が異なりますね。

 

 

またそれによって

「参加者の感情」

というものも異なります。

 

 

会議をうまく勧めていくには

「渦巻く感情をコントロール」

する必要があります。

 

 

こんな時

 

会議の進行役がいない

進行役がコントロールできない

 

という状況だと、良い結果は得られないと思います。

 

 

 

言い換えれば

「ファシリテーターの腕の見せ所」

と言えます。

 

 

 

会議では

「どんな感情が渦巻いている」

のでしょうか?

 

 

会議には

「3つの感情」

があります。

 

以下の3つです。

 

 

1ポジティブ

テーマに対して積極的に話したい

テーマに対して思い入れがある

自分の意見で説得したい

 

 

2ネガティブ

テーマは気になるが議論はしたくない

公の場で発言をしたくない

自分の意見に対して強く言われたくない

 

 

3無関心

テーマ自体に関心がない

出席しているが当事者意識がない

だから感情が全くない

 

 

こんな感情です。

 

ポジティブ

ネガティブ

な感情に対しての対処法は1つです。

 

 

 

「早い段階で感情を吐き出させる」

ということです。

 

 

ポジティブの人は

「早く話したい」

という感情に発言機会を与える。

 

ネガティブな人には

「放置しておくと負の感情が増大する」

ために早く感情を吐き出させる。

 

 

ということから

「早めに発言の機会を与える」

ということです。

 

 

 

ただ

「ネガティブな人の発言」

は慎重に扱う必要があります。

 

「感情的な発言」

となるケースが多いのが特徴です。

 

その時に

「感情対感情」

の状況にならないように、一旦受け止めることが重要です。

 

 

静かに

「わかりました」

「それは悲しいですね」

「〇〇と感じるのですね」

と受け止め共感の姿勢を示すと良いでしょう。

 

 

 

「無関心」

 

このメンバーには一番注意が必要です。

発言を促しても、場の空気をしらけさせてしまうことがあります。

 

「ポジティブな人もしらけさせてしまう」

ということになりかねません。

 

いかに

「当事者化させるか」

ということがポイントです。

 

 

「その人の業務や役割とテーマを結びつける」

ということで意見を引き出すことが必要です。

 

 

「このテーマは〇〇さんの△△の業務に影響があると思います。」

このように結び付けてから発言を促すことを心掛けたいですね。

 

 

 

進行役が決まっているのであれば

「早めに会場入りして積極的に声をかける」

なども効果的です。

 

 

「場を温める」

ということです。

 

 

これは会議に関わらず、セミナーのはじまりでも効果的です。

私も心掛けている点でもあります。

 

 

事前に

「エンゲージメント」

と作っておくと、本番での関係性は劇的に変わるということです。

 

これは簡単にできるので、ぜひ試してみてください。

 

 

 

今日は会議には

 

感情があること

感情のパターン

対処の方法

 

というテーマに触れてみました。

 

これは知識として持っているだけでも、会議の質が変わることだと思います。

 

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤
 

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著者

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レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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