今日は
「ビジネスモデル」
について触れてみたいと思います。
最近のビジネスでは
「無料」
で使えるサービスが非常に多いですね。
身近なところだと
・新聞記事が無料で読める
・豊富なレシピが無料で見られる
・ゲームが無料で遊べる
・漫画が無料で読める
このようにあげていけば、たくさんでてくると思います。
むしろ最近では、普段使っているサービスで有料なものが少ないのかもしれません。
皆さんのスマホアプリの中で
「有料サービス」
のものはどれだけあるでしょうか?
こんなことを考えたことはありませんか?
「なぜこれだけのものが無料なのだろう」
これらのサービスは基本的には
「一部の有料会員」
によって支えられています。
多くの場合は
「5%の有料会員」
が95%の無料会員を支えているといわれます。
「たった5%?」
と思うかもしれませんが、これでビジネスが成立しているのです。
ここで考える1つの視点が
「新規顧客/既存顧客」
というものです。
マーケティングではこのような法則があります。
新規顧客に販売するコストは既存顧客に販売するよりも
「5倍のコストがかかる」
(1:5の法則)
既存顧客の離脱率を5%改善すれば
「最低でも利益が25%改善する」
(5:25の法則)
無料で既存ユーザーを数多く獲得することは
「有料で獲得する」
よりもはるかに容易です。
そして口コミで
「無料ユーザーが広告機能」
を果たしてくれるという仕組みです。
端的に表すとこのような
「ビジネスモデル」
となっています。
ここから重要なのは
「無料会員→有料会員」
というポイントです。
無料で使えるサービスを充実しすぎると
「有料会員が増えない」
無料で機能を押さえすぎると
「口コミが生まれない」
「離脱率が増える」
ということになります。
ここのバランスが非常に重要です。
また、このビジネスモデルは
「BtoCのサービス」
だけとは限りません
「BtoB」
でもこのビジネスモデルが大きく広がってきています。
単純に
「無料/機能制限」→「有料/多機能」
というフリーミアムビジネスにとどまらない動きが出てきています。
例えば海外では
「配送マッチングサービス」
が無料で利用できるサービスが爆発的にヒットしています。
このサービスは
「物流会社も依頼主も無料」
で利用できます。
収益を上げるポイントがこれまでとは大きく異なるのが特徴です。
(この話のポイントはまた別の機会で触れてみたいと思います。)
このようにたくさんの無料ビジネスのモデルがあります。
皆さんも考えてみてはいかがでしょうか?
「もし自分の商品やサービスを無料で提供するとすれば」
どんな
「ビジネスモデル」
が考えられるでしょうか?
今日は
「無料のビジネスモデル」
について触れてみました。
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤