「あなたがビジネスで一番余計なもの??」取り除くと訪れる未来とは

2020.04.03

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は
「余計なもの」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

<index>

①あなたの扱う製品やサービスは余計なもの?

②あのビジネスモデルが大成功した理由

③サービスだけでなくプロセスの負担もお客様へ

 

 

■あなたの扱う製品やサービスは余計なもの?

 

「自分の製品やサービス」
について考えていきましょう。

 

あなたの扱っている
「製品・サービスに余計なもの」
はありますか?

 

 

大切な商品やサービスなはずなので
「そんなものはない」
という声が聞こえてきそうです。

 

しかし多くの製品サービスには
「余計なもの」
がくっついています。

 

 

お客様にとって余計なものです。

 

 

それは
「過剰品質」
と言い換えられます。

 

 

「市場が求めている以上のものを提供する」
というのは大切です。

 

 

しかし
「それが行き過ぎていたとしたら??」
どうなるでしょうか?

 

 

■余計なものの負担を強いられるのはお客様

 

その結果は
「コストに反映される」
ことになります。

 

 

市場の声を聞いて
「あったほうが良い」
という声が多いから、その機能を入れる。

 

一見すると良さそうな事業活動です。

 

 

しかしその結果、いろいろ追加されてしまいます。

 

「何が特長かわからなくなる」

「価格が高くなる」

こんなことが起きてしまいます。

 

 

そのツケを支払わされるのは
「お客様」
です。

 

ただ、お客様も非常に賢いので
「買わない」
という選択をすることになります。

 

 

これを
「上手く取り除いたサービス」
が市場のシェアを取っています。

 

では、どのようなサービスが上手くいったでしょうか??

 

 

■あのビジネスモデルが大成功した理由

 

代表的な例があります。

そのビジネスモデルは何でしょうか??

 

 

それは
「IKEAの家具」
のビジネスモデルです。

 

 

家具から何を取り除いたのでしょう?

 

それは
「組み立て・配送」
というものを取り除きました。

 

 

その結果
「大きなコストダウン」
を実現しました。

 

「大きな倉庫から自分で探す」
というのも今までにないビジネスモデルです。

 

本来であれば
「お客様にとって手間」
でしかありません。

 

ただあの行動は
「今までにしたことのない体験」
としてお客様に受け止められています。

 

 

そして1番のポイントは
「価値」
にあります。

 

通常
「価格が高いものに価値を感じる」
という心理傾向があります。

 

 

IKEAの家具は決して
「価格が高い」
モノではありません。

 

むしろコストダウンに成功しているの
「安い」
という部類に入ります。

 

しかしそれでもお客様にとっては
「非常に価値の高い家具」
となっています。

 

 

その理由が取り除いた
「組み立て」
にあります。

 

人の感じる
「価値の物差し」
は価格以外にもあります。

 

それは
「かけた手間に比例する」
というものです。

 

「苦労して手にしたものは、楽して手に入れたものよりも価値を大きく感じる」
という心理です。

 

 

思い出してみてください。

IKEAの家具を組み立てたことを。

 

 

「不親切な組み立て図」
に苦戦をした人は多くいるはずです。

 

しかしその苦労が
「組みあがった家具の価値」
を高めているのです。

 

 

コストを下げて手に取りやすくする

同時に手間をかけさせて価値を高める

 

このように
「人の心理」
を見事についた素晴らしいビジネスモデルです。

 

世界的企業になるのもうなずけますね。

 

 

町を観ればほかにもあります。

 

「コンビニのATM」
もそうですね。

 

2万台以上一気に設置したので
「コスト」
の問題が発生します。

 

そこで
「硬貨の取り扱い」
をやめることを決定しました。

 

しかし使う人は
「それほど不便さ」
というのは感じていないと思います。

 

それ以上に
「24時間どこでも使えるATM」
の利益のほうが大きく感じていると思います。

 

 

■サービスだけでなくプロセスの負担もお客様へ

 

上記の製品・サービスだけでなく
「人的コスト」
もあります。

 

必要以上に
「承認プロセス」
が存在ということはないでしょうか?

 

1枚の稟議書に
「何個の承認印」
が必要でしょうか?

 

 

また商談や会議に
「たくさんの人数」
で参加するのも同様です。

 

私もよく経験するのが打ち合わせで
「私一人に対して相手8人」
ということがあります。

 

しかも、そのうちの5人は発言すらしません。

これらの人件費はだれが負担しているのでしょうか・・・・

 

このように
「人的コスト」
でも過剰なケースが見受けられます。

 

働き方改革でまず効果が出るのが
「人的コスト」
となるでしょう。

 

真っ先に
「移動コスト」
は削減できるようになります。

 

 

売上の拡大や利益の向上は
「余計なものを取り除く」
ことが重要です。

 

 

ただ自分自身が変革できずに
「余計なもの」
にならないようにしなければならないですね(笑)

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

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これらの数多くの研究や知見を「営業行動」
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今日は「余計なもの」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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