奇跡の低事故率「100万回に0.23回」の実現はあるものからの回復

2018.11.19

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「失敗からの学び」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

1世界で一番安全な乗り物

2当初の事故率は 8人/14人

3世界に散らばるスタッフに浸透した理由

 

 

「一番安全な乗り物」

と言えばなんでしょうか?

 

 

安全というのは

「事故率が低い」

ということです。

 

 

それは

「飛行機」

です。

 

 

ジェット旅客機の事故率は

「100万回に0.23回」

という数値です。

 

 

しかし100年前は

「米軍パイロットが14人に8人が事故で亡くなっている」

というデータがあります。

 

 

当時は

「鉄の塊が空を飛ぶ」

というのは本質的に危険という認識だったそうです。

 

 

多くの事故の原因

「操作ミス」

があったようです。

 

 

その1つが

「レバー操作」

にありました。

 

 

2つのレバーが手元にあり

1つはフラップ(翼の羽)の操作

1つは着陸用の車輪の操作

に使用します。

 

 

通常時は何も問題はありません。

 

想定外のことが起こると

「パニックになり」

操作ミスを起こす事故が続いたそうです。

 

 

レバー操作を誤り

「車輪を格納したまま着陸してしまう」

ということが続きました。

 

 

このような失敗が続いたのですが

「どのように解決」

したでしょうか?

 

 

それは

「スイッチのカタチを変更」

という方法です。

 

 

車輪操作には

「丸みを帯びた車輪の持ち手」

 

フラップ操作には

「小さな翼の持ち手」

に変えました。

 

 

そうすることで直感的な操作が可能になり

「混乱が回避」

出来るようになりました。

 

 

この変更で

「同種の事故は一夜にしてなくなった」

ということです。

 

 

このように航空の世界では

「失敗から学ぶシステム」

が確立されています。

 

 

これを何十年と続けることで

「今の奇跡的な事故率」

を実現しているということです。

 

 

当然

「テクノロジーの進化」

も大きく寄与しています。

 

 

しかし

「世界中に散らばっているスタッフ」

に浸透するというのはそれだけではないでしょう。

 

 

根底には

「失敗から学ぼうとする文化」

にあるのではないでしょうか?

 

 

私たちも

「失敗から大いに学ぶ」

ことが必要なのだと思います。

 

 

起きてしまったことは取り返しがつきません。

 

 

しかし

「その原因を突き止め、改善する」

というのは誰しもができることです。

 

 

もしかしたら

「自分の失敗に向き合う」

ことは大変なことかもしれません。

 

 

ただそこから目を背けたら

「成長」

「進歩」

「進化」

を自ら手放すことになると思います。

 

 

今日は

「失敗からの学び」

というテーマに触れてみました。

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

 

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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