今日は
「キャッシュレス社会」
というテーマに触れてみたいと思います。
①市場にあるキャッシュレスって?
②【歴史】銀行はどうして生まれたか
③キャッシュレス化の一番の抵抗勢力は?
皆さんは最近
「現金」
を使っていますか?
「キャッシュレス社会」
を目指すと政府も推進しています。
少しずつ現金を使うシーンが減ってきていると実感している人もいると思います。
キャッシュレスの手段として
電子マネー(suica、nanacoなど)
デビッドカード(キャッシュカード、VISA、JCBなど)
クレジットカード(VISA、Masterなど)
スマホ決済(paypay、LINEpayなど)
様々な手段があります。
一番インパクトがあったのは
「paypayの100億円あげちゃうキャンペーン」
でしょう。
これにより
「スマホ決済」
に情報として触れた人は多いと思います。
さてこのまま
「現金」
はなくなっていく方向になるのでしょうか?
そもそも
「現金=貨幣」
も昔は存在していませんでした。
ではどのように登場したのでしょうか?
昔は
「黄金」
がお金として使われていました。
その
「保管場所に非常に困る」
という声がたくさんありました。
そこで登場したのが
「銀行」
です。
保管料をもらって
「黄金を安全に預かる」
といサービスを始めます。
銀行は
「黄金の預かり証」
を発行しました。
それを持ってくれば
「黄金を引き出せる」
といことです。
つまり
「預かり証には黄金と同等の価値」
があるということです。
これが
「貨幣」
の始まりです。
ここから
「商売」
が始まります。
銀行は預け主に内緒で
「必要な人に利子をとって預かり証を貸す」
というビジネスを始めました。
預け主も怒りましたが
「保管料は無し」
「利益の一部を還元する」
ことで納得をしました。
完全に
「銀行ビジネス」
が出来上がりました。
そして
「世界の経済がどんどん拡大」
をしていきました。
そうすると
「世界全体の富と比べて黄金が少ない」
という状況になります。
世界のGDPは
「地球上の黄金の量を上回る」
結果となり、紙幣が預かり証ではなくなったということです。
いま私たちが
「お金」
と呼ぶものは
銀行のサーバ内の
「データ」
です。
「黄金⇒紙幣⇒データ」
となってきたということです。
そう考えると
「現金(紙幣)」
である必要性が見出しにくくなります。
黄金が紙幣に変わったのと同様です。
キャッシュレス化は
「高齢者が困る」
をも言われています。
しかしある地域の店舗では
「60歳以上のキャッシュレス率が一番高い」
という結果が出ているお店もあります。
キャッシュレスに向けて
「後押し(ナッジ)」
をするには
キャッシュレスは便利ではなく
「現金を使うとこんなに損をする」
というメッセージを出したり
このお店を使っている
「70%の人がキャッシュレス化」
というメッセージが有効になります。
市場変化への一番のハードルは
「システムや仕組み」
ではありません。
「現状を維持しようとする人の心理」
です。
そこには行動創造理論のような
「ナッジ」
が有効的です。
今日は
「キャッシュレス社会」
というテーマに触れてみました。