本日の記事の見出し
あなたもウソの数字に騙され続けている
今日は
「数字のウソ」
というテーマに触れてみたいと思います。
<index>
■あなたの周りにも”ウソの数字”がはびこっている!?
ビジネスにおいて
「数字」
は非常に大切なものというのは、全ての人が知っていることです。
決算情報
数値目標
統計データ
上記の目標や結果というのは必ず
「数字」
で評価されます。
企画書のデータ
キャッチコピー
事例紹介
広告やプレゼンテーションでも
「数字」
は数多く用いられています。
様々なビジネスシーンで
「数字」
が重宝されています。
人の想像
人の意思決定
人の行動
上記に関しても数字は重要な要素として絡んできます。
しかしあなたも触れる数字には
「ウソの数字」
というものが当たり前にはびこっていることはご存知でしょうか?
しかも
「本当だと錯覚」
で起こっているので、数字に触れた本人たちは気づきません…。
錯覚が起こる
「ウソの要因」
をいくつか見ていきましょう。
■数字の錯覚がおきる「3つのパターン」
ケース①「サンプルの偏り」
何かを調査した時に
「わずかな数値」
で結論を出してしまうことで起きる錯覚です。
調査する際のサンプルの数は
「300以上」
が望ましいとされています。
300以下のサンプル数による結論は
「疑う」
とした方がよいかもしれません。
また
「サンプルの出所」
も気を付けなければなりません。
1つ例を見てみましょう。
「インターネット調査」
「政党支持率」
上記2つの組み合わせで導きだした数値は正確でしょうか?
実際に選挙で投票する年齢層→高齢者層が多い
インターネット調査に答える年齢層→若い層が多い
調査と投票の年齢層に
「ズレ」
があることは、少し考えればわかると思います。
サンプルの数が少なかったり、実態と離れていると
「数字の錯覚」
はすぐに起きます。
ケース②「平均値のウソ」
数字において
「平均値」
は非常に便利で信憑性がありそうです。
しかし
「お金」
に関することになると、ウソばかりの数字になります。
そもそもお金は
「1%の人が世界の富の99%を上回る」
という性質のものです。
相当いびつな状況において
「平均値」
を出しても全く意味はありません。
平均年収
平均貯蓄額
平均消費額
上記をそのまま鵜呑みにしている人は少ないと思います。
自分自身と離れている人の方が多いからです。
しかし
「都合の良い数字」
として使いやすいので、よく用いられます。
ちなみに2021年の平均年収は
「403万円」
という数字が出ていました。
さらに見ていくと年収200万以下の人は
「28.3%」
というデータもあります。
3人に1人が平均年収の半分以下です。
さて、平均年収という数字に意味はあるでしょうか??
ケース③「データがきれいすぎる」
ご質問です。
コインを投げた結果の2つのレポートがあります。
どちらが
「本当に投げてみたデータ」
でしょうか?
1つは問題のために
「作為的に作られたデータ」
です。
AとBどちらが本当に投げたデータでしょうか?
表 ◇
裏 ◆
A ◇◆◆◆◆◇◇◇◇◇
B ◆◇◇◆◆◇◆◇◆◇
答えは
「A」
が本当に投げられたデータです。
実際に私が投げてカウントしたものが
「Aのデータ」
です。
たった10回というサンプル数であれば
「この程度の偏り」
は必ず出ます。
あなたの周りにもある
「数字のウソ」
に関するわかりやすい例を3つほどあげてみました。
■あなたの脳も簡単に数字に騙される科学的理由
ではなぜ簡単に
「数字のウソを信じてしまうのか」
という点に触れてみます。
要因は
「脳のメカニズム」
にあります。
人の脳には
「確証性バイアス」
というものがあります。
確証性バイアスというのは
「自分にとって都合の良い情報しか見ようとしない」
というものです。
特に
「数字を扱う時」
には顕著に現れます。
極端な話をすれば
「あなたがコインは裏が出やすい」
という結論を持っていたとします。
すると先ほどのデータでは
「Aの前半部分しか見ない」
で結論を出すということです。
「そんな馬鹿な」
と思いますが、多くの人が数字を錯覚して扱っています。
数字の怖いところは
「辻褄があっていれば、それっぽく見えてしまう」
ということです。
数字は人の脳も騙してしまうほど
「強力なツール」
なので上手く使うことで成功に近づきます。
例えば
「平均値」
を営業の場面で使うとどう使えるでしょうか?
提案の際に
「御社は平均より優れています」
という表現をすれば喜んでもらえるでしょう。
また逆に
「御社は平均を下回っています」
という表現をすれば危機感を持ってもらえるでしょう。
その上で
「提案を投げかける」
ことで、お客様の行動を導くことが出来ます。
相手のタイプや状況に応じて使いこなせるとよいですね。
トップセールスはこの辺りが非常に上手ですね。
私の提唱する行動創造理論では
「数字の技術」
に関するものが非常に多くあります。
正しく用いることで
「成約率と売上が飛躍的に向上した」
営業がたくさん生まれています。
あなたも一度、行動創造理論に触れてみてはいかがでしょうか?
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。
脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。
-
脳科学
-
認知心理学
-
行動経済学
上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。
科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
-
営業研修
-
マネージメント研修
-
能力開発トレーニング
「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。
営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。
成約率が50%向上した
新規案件数が10倍に増えた
たった1か月で売上が4.6倍になった
上記の成果を導いたプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。
売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。
今日は「数字のウソ」というテーマに触れてみました。