今日は
「能力を伸ばす脳のメカニズム」
というテーマに触れてみたいと思います。
①能力開発に重要な「白質」って?
②いつだって遅くない、いつでも成長できる
③脳も「行動」を伴う学習価値を理解している
本日の記事の見出し
■能力開発に極めて重要な物質とは
脳には
「白質」
というものがあります。
白質とは
「情報の流れを良くする役割」
と考えてください。
言い換えれば
「白質の働き」
を良くすることができれば
その人の中で
「情報伝達が良くなる」
ということです。
そしてこの白質は
「トレーニングによって鍛えることができる」
ということが分かっています。
ある実験で
「被験者を2つのグループ」
に分けました。
1つのグループにだけ
「難しい数学の演習」
を受けさせました。
MRIの画像を見ると
「白質が活発に活動」
をしていることがわかりました。
この実験で分かったことは
「脳に不変の部分はほとんどない」
ということです。
人間の脳というのは
「環境に適応し、変化できるもの」
ということです。
脳のシステムは
金属でもなく
セメントでもなく
雲のようなものと言われています。
例えば空手を習得した場合も
「白質に明確な構造的変化」
が起こります。
これは
「どんなスキル」
を身につけた時でも同様です。
ここで大事なのは
「人はどのようにスキルを伸ばすか」
の示唆が含まれているということです。
■脳のほとんどの能力は後天的トレーニングで改善できる
まず前提として
「脳は生まれた時点で確定していない」
「知的能力はあらかじめプログラムされていない」
ということです。
「決まった時期にスキルを獲得しなければならない」
という話が信じられていますが、そんなことありません。
いくつかの限定的な能力を除けば
「たいていのスキル」
は何歳になっても獲得ができるということです。
私がその中でも最も重要だと考えるのは
「脳が新しい構造を作るメカニズム」
です。
このメカニズムを理解し
「行動」
をすれば能力を伸ばすことができるというわけです。
ではどうしたらよいでしょうか?
それは
「脳は知的な苦労をした時に白質を作る」
ということを理解しておくことです。
自分が知っていること
自分ができること
これと現実のギャップが大きいと
「脳は対処させようと構造を変える」
ということです。
つまり脳は
「行動を伴う学習価値」
を理解しているということです。
「若いうちの苦労は買ってでもしろ」
「獅子は我が子を千尋の谷に落とす」
というのは
「脳科学」
に基づいた教えということです。
実際に過去を振り返ると
「厳しい現実を乗り越えた」
ことが自分の糧になっていることがわかります。
過酷な状況に出会うと
「脳は構造を変える」
ということです。
■脳に重要だと教えるにはどうすればよいか?
あることを繰り返したくさん行うと
「脳はこれは重要だ」
と考え変化します。
つまり
「行動の反復」
が必要ということです。
人の能力を伸ばすには
「教育」
ではなく
「トレーニング」
が必要というのはこのことから証明されています。
「行動を伴わない学習機会」
というのはあまり意味を成しません。
「事実情報」
の量が増えるだけで、一定時間で記憶から消え去るでしょう。
そんなことに
「時間とお金をかける」
というのは
経営視点から見ても
「狂気の沙汰」
と言えるのではないでしょうか??
もしあなたの組織で
「行動を伴わない仕組み」
があったら取り除いたほうが良いかもしれません。
「変化のために使われるべき時間」
を奪っている要因かもしれません。
■行動創造理論は脳のメカニズムによる行動変革
私が提唱している
「行動創造理論」
というのは
この記事にもあるように
「脳のメカニズム」
「人の行動のメカニズム」
を体系化したものに基づきます。
・人はどうしてこんな行動をしてしまうのか
・人はどうしてこんなにも行動をしないのか
これらを体系的にまとめ
「ビジネスにおける正しい行動」
を導くものとなります。
中でも
「営業」
の関する行動を体系化したものを
「営業研修」
「セールストレーニング」
の形にプログラムをしています。
プログラムが人の行動のメカニズムに基づくため
「行動が定着する」
と高い評価をいただいています。
営業でいえば
「売上が継続的にあがる行動」
が継続して創られるできるということになります。
成果が認められこれまでご採用いただいた企業からは
「100%のリピート」
をいただいているプログラムです。
行動のメカニズムに基づいた
「営業研修」
にご興味がある方はご連絡をいただければと存じます。
内容欄に
「営業研修」
とご記入ください。
今日は
「能力を伸ばす脳のメカニズム」
をお送りいたしました。