

モチベーションは仕事においても重要です。その中でも仕事を選んだ理由について触れていきたいと思います。仕事を選んだ理由を間違えていると恐ろしいことが…
この記事のテーマはモチベーションです。
自身のモチベーションというよりは、マネージャーの部下のモチベーションについて言及していきます。
社員のモチベーションを維持できない組織は、離職率が高く常に人の問題を抱えることになります
残っている社員の士気にもかかわりますし、採用や育成のコストがいくらあっても足りません。
さて、どうすればよいでしょうか?
・社員のやる気を出させたい
・離職率を低下させたい
・コミュニケーションを活発にしたい
もしあなたが営業幹部でこの記事をご覧になっているということは…
『すぐに営業メンバー全員を売れる営業にするにはどうしたらよいか』とお考えではありませんか?
私は期間限定で課題の50%を解決する営業無料コンサルティングをやっているので、まずこちらをご覧ください。
「あなたが今の仕事を選んだ理由は?」大きく分けて2つありますが〇〇のパターンだと危険かも…
本日の記事の見出し
あなたはなぜ今の仕事を選んだのか説明できますか?
「あなたはなぜ今の仕事を選んだのですか??」
もし誰かに聞かれたら、あなたは何と答えるでしょうか?
あなたが今の仕事を選んだ理由はどれですか?
仕事を選んだ理由は働く人の数だけ存在をします。
例をあげれば以下のような理由でしょうか?
・自分が好きな商品を扱っているから
・自分の意見を通しやすい社風のため
・若手でも評価される制度があるため
・給与体系が業界でも高い水準があるため
ざっと上げればこのような理由でしょうか?
あなたも様々な理由で、今の仕事を選んできたと思います。
会社の志望動機は就職や転職の面接においても必ず答えるべきことで、回答文例などもも出ているようです。
あなたが仕事を選んだ理由というのは非常に重要だということはご存じでしょうか?
仕事を選んだ理由が正しいかどうかがわかる!?
あなたが仕事を選んだ理由はモチベーション(動機)と言い換えることが出来ます。
入社当初と今とではもしかしたら、モチベーションも違っているかもしれません。
このコラムでもモチベーションについては様々な角度から触れてきました。
今回はイエール大学のウルゼスニフスキー博士の視点で見てみましょう。
あなたが今の仕事を選んだ理由が正しいかどうかがわかります
仕事を選んだ理由は2つのモチベーションに分類できる
ウルゼスニフスキー博士は動機を2種類に分類しています。
B 手段動機
内部動機とは純粋なヤル気です。
「好きだからやっている」というものです。
一方で手段動機とは、具体的な条件があることです。
例をあげれば「出世したい」「給料がもっとほしい」「表彰されたい」と言うあたりでしょうか?
ウルゼスニフスキー博士は「どちらの動機がより行動を創り出すか?」という研究を行いました。
つまりどちらのモチベーションが優れているかということを明らかにした研究です。
米国陸軍士官候補生の1万人を対象にしたモチベーション研究の答えは?
ウルゼスニフスキー博士は米国陸軍士官候補生の1万人を対象に、14年間の研究を行いました。
1万人を対象とした大規模な研究です。
士官を志した理由について31項目のアンケートを取り、その答えを分析しました。
士官を志した理由は様々です。
「軍隊が楽しい」と内部動機を上げる人もいます。
「出世したい」「国のため」と手段動機も出てきます。
ウルゼスニフスキー博士は、後にどれだけ成功したかを動機と結果を紐づけました。
より優れたモチベーションは〇〇動機だった!
ウルゼスニフスキー博士の研究結果は、大きな差として生まれました。
また将校になってから5年以上継続した人の数は「2倍」となりました。
どうでしょうか?
おおむね予想通りだったのではないでしょうか?
手段動機はあくまで手段であるため、代替え方法があるということです。
さらに研究では面白い結果を導きました。
内部動機を強く持っていても、手段動機を多く持っている人は将校になる率が20%ほど下がるという結果になりました。
手段動機は内部動機を駆逐してしまうという性質を表しています。
「仕事を好きになりなさい」という指導には科学的根拠があった
もしかしたらあなたも若い時に「仕事を好きになりなさい」と言われた記憶があるかもしれません。
直属の上司だったり、社長や役員だったり、もしくは親だったかもしれません。
その指導の言葉には科学的根拠があるというわけです。
ウルゼスニフスキー博士の研究結果が示しています。
あなた脳はは仕事が好きでははない理由を集めているかもしれない
もしかしたらあなたの脳は、今の仕事が好きではない理由を集めているかもしれません。
そしてあなたの脳はあなた自身に次々と論理だてて、雄弁に正当化をし続けていることでしょう。
なぜなら人の脳は自分にとって都合の良い情報ばかりを集める事に長けている器官だからです。
仕事が上手く行っていない時は、その仕事が好きではない理由を意識しなくても大量に集めてきてくれるのです。
ウルゼニフスキー博士の研究はマネジメントでも重要なことを示してくれている
ウルゼスニフスキー博士の研究は「マネジメント」と「教育」にも重要な示唆があります。
子供の教育では、夢や目標を持ちなさいと言ってしまいがちです。
もしかしたらあなた自身もお子さんに同様の声をかけた記憶があるかもしれません。
もしそうならすぐに止めたほうが良いでしょう。
なぜなら夢や目標は手段動機になりがちな項目だからです。
ウルゼスニフスキー博士の研究結果では手段動機は行動や成果が低下することがわかりました。
それならば夢や目標よりも、好きなことを見つけ触れさせる方が良いということです。
「良い大学にはいりなさい」
「良い会社にはいりなさい」
これまで当たり前だった教育は、むしろ逆効果になるということです。
親自身が好きなことを取り上げ、手段動機にまみれさせていることに気づいたほうが良いかもしれないですね。
マネジメントにおいてはさらに重要な点がある
さて、仕事においてあなたも部下も縛られているものは何でしょうか?
それは目標では無いでしょうか?
目標に縛られていることが多いのではないでしょうか?
予算や納期など決められた成果が必ず存在します。
当然、仕事であれば必要なことです。
繰り返しますが手段動機で囲ってしまうと、成果が出にくくなることがわかりました。
部下のパフォーマンスを上げる魔法の質問がある
ぜひあなたの部下に質問をしてみてください。
「仕事を通じて好きなことはあるか?」
さて、何人の部下が「ある」と本音で答えてくれるでしょうか?
答えてくれそうな部下は想像できましたか?
目標が必要であるのは仕事では当たり前です。
私もマネジメント研修を通じて「正しい目標設定」について教える機会があります。
「目標達成と手段動機を結び付けてはならない」ということがマネジメントで肝要な部分です。
手段動機にも良いことはあり、短期的な効果をもたらすことがわかっています。
インセンティブなど手段動機は、短い期間に効果が出るので用いられやすい手段となり組織で取り入れられています。
しかし中期で見た場合には、実は足かせになっている組織がほとんどです。
最初に成果が出やすいので仕組みとして入れてしまう組織は多いですね。
内部動機を醸成させる方法とは?
最後に内部動機を醸成する方法に触れておきます。
「小さい目標を次々とクリアさせる」という手法が効果的です。
意外と簡単と思いませんでしたか?
この方法は部下に対して成功体験を数多く与えるというマネジメントです。
特にピープルマネジメントでは大きなチカラを発揮してくれるマネジメント法です。
成功体験は脳にとって居心地の良い情報です。
オキシトシンが分泌されることで、モチベーションも高まります。
つまり内部動機が醸成され、パフォーマンスの向上や継続を促すことが出来るということです。
まとめ
仕事を選んだ理由が正しいかどうかについて触れてきました。
その理由には科学的根拠があることに気づけたと思います。
そして子供の教育やマネジメントにも重要だということにも気づいていただけたことでしょう。
具体的な方法は脳のメカニズムを先回りする行動創造理論のマネジメント研修で導入することが出来ます。
最近かなりの数のマネジメント研修の引き合いなり増えてきています。
ぜひあなた組織でも取り入れてみてはいかがでしょうか?
特に営業組織では大きな成果を導いています。
行動創造理論による「営業研修」
営業で最も重要なのは、脳のメカニズムを先回りすることです。
お客様の脳の先回りが出来れば、営業が意図する結果は容易に手にできるからです。
脳のメカニズムを先回りする営業の成果は私の研修の9,000人を超える受講者が示してくれています。
私の提唱する行動創造理論は「科学を基軸とした営業理論」です。
脳のメカニズムに基づいたビジネスにおける行動を最適化する理論です。
脳科学
認知心理学
行動経済学
上記のノーベル賞を取った研究結果や知見を「営業スキル」に体系的に落とし込んだものです。
行動創造理論に触れ、科学を基軸とした営業技術を身につけた営業の売上が飛躍的に伸びるプログラムです。
「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
一度でも思ったことのある営業責任者や研修担当者には、ぜひ知ってもらいたいプログラムです。
営業で成果を出すには「人の本能に合わせる」だけです。
成約率が50%向上した
新規案件数が10倍に増えた
たった1か月で売上が4.6倍になった
あなたの営業組織の中にいる普通の営業がトップセールスに変貌していきます。
行動創造理論による営業研修では、すでに9,816人の営業が飛躍的に向上させました。
そしてその成果が認められ、導入企業からは100%のリピートを維持し続けています。

しかし私が登壇できる回数には限りがあります。
研修効果を担保するために年間100回の登壇に限定しております。
もし売上向上に課題がある営業責任者、研修担当者は早めにご確認いただくことをお勧めいたします。