「あなたはどれくらい幸せですか?」満足度の質問の謎とは

2019.09.06

 

今日は

「満足度の質問」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

①あなたは最近どのくらいしあわせですか?

②すでに脳は自動的に答えを用意していた?

③このメカニズムはビジネスで活用できる

 

 

■あなたは最近どのくらいしあわせですか?

 

ある実験で下記の質問をドイツの学生たちにしました。

 

あなたは最近どのくらいしあわせですか?

あなたは先月何回デートしましたか?

 

この実験を行ったものは

「答えの相関関係」

に興味を持っていました。

 

仮説として

「デートが多い学生はハッピーだろう」

と考えていました。

 

しかし

「相関関係はゼロ」

に近い結果となりました。

 

「しあわせかどうか?」

と聞かれた時に学生の頭に浮かんだのは、デートのことではなかったということです。

 

 

さて、この実験では

「もう1つのグループ」

にも同様に質問をしています。

 

その結果はどうなったでしょうか?

 

 

■もう1つのグループに聞いてわかったこと

 

もう1つのグループには下記のように聞きました。

 

あなたは先月何回デートしましたか?

あなたは最近どのくらい幸せですか?

 

「質問の順番」

を入れ換えて聞いてみたのです。

 

その結果・・・

 

 

デートの回数と幸福度は

「高い相関性」

を示しました。

 

しかも

「心理学的調査ではこれ以上望めないほど」

の高い相関性です。

 

この実験からわかることは

「デートは学生生活の中心を占めていない」

ということです。

 

ところが

「デートの回数を尋ねられた瞬間」

彼らは感情反応を起こしたということです。

 

たくさんデートをしていた学生は

「自分はなかなかしあわせじゃないか」

と気づきます。

 

一方で、デートをしていない学生は

「孤独で嫌われているのでは」

と感じてしまったかもしれません。

 

一般的に

「どのくらいしあわせか?」

と質問された時、デートの感情が残っているということです。

 

 

■すでに彼らの脳は自動的に答えを用意していた?

 

この時、彼らの頭では

「しあわせとは何か?」

とあれこれ考えなくてすんだということです。

 

デートが多い⇒しあわせ

デートが少ない⇒孤独

 

と感じただけです。

それも深く考えずに直感的にです。

 

「どのくらいしあわせか?」

という質問は複雑な問題です。

 

簡単に答えられる問題ではなく

「適切に答えるには考えを組み合わせる」

ことが必要な質問です。

 

そんなことは

「学生にも十分わかっている」

ことです。

 

2つの質問が

「独立した質問」

であることは全ての学生がわかっていたでしょう。

 

両者の質問の意味を尋ねたら

「違いを答える」

ことは十分にできたことでしょう。

 

ただ、どれだけしあわせかと聞かれた時

「すでに答えを自動的に用意していた」

ということです。

 

 

■このメカニズムはビジネスで活用できる

 

大人に対しても

・ゴルフに何回行きましたか?

・お子さんはお元気ですか?

・両親の具合は?

と尋ねたら幸福度の答えは変わるでしょう。

 

いずれにせよ

「特定の事柄に対する満足度」=「全体の満足度」

につながるということです。

 

このメカニズムを使えば

「ユーザー評価」

というものはある程度導くことができてしまいます。

 

恐らく評価が高いであろう項目の質問の後に

「全体に対する評価」

を訪ねればユーザー評価は上がります。

 

営業の提案でも

「特定の良い部分」

に触れた後に全体を訪ねれば、高い評価を得られるでしょう。

 

少しテクニックじみた話になりましたが

「脳のメカニズムを先回り」

をするとこういったことが実現できるようになります。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する

「行動創造理論」

はこのような脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

・脳科学

・心理学

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「営業行動」

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今日は

「満足度の質問」

というテーマに触れてみました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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