
ことわざを行動科学で分析してわかったこと
今日は
「ことわざとビジネス」
というテーマに触れてみたいと思います。
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①あなたはこのことわざの意味を正しく理解していますか?
②多くの日本人が持もっているビジネスの価値観の過ち
③おまけ 犬も歩けば棒に当たるの意味は?
■あなたはこのことわざの意味を正しく理解していますか?
あなたは
「ことわざ」
の意味を正しく把握していますか?
ではご質問です。
「情けは人のためならず」
ということわざの意味は、次のうちどちらでしょうか?
A 人に情けをかけておくと、巡り巡って結局は自分のためになる
B 人に情けを変えてあげることは、結局は人のためにならない
この調査は2010年ころ文化庁で行われたものです。
60歳以上の世代を除いて
半数以上が「B」
と回答をしてます。
しかし本来の意味は
「A」
の意味です。
なぜこのテーマを出したかというと、
先日知り合いの経営者と話をしたときのことを思い出したからです。
「ウチの社員は自分の提案しかしない」
と話をされていました。
「お客さんの商品を提案できる先を紹介すればいいのに」
と言っていました。
決まるか決まらないかわかりませんが
「紹介してもらう」
ということは、うれしいことではないでしょうか?
お客様を紹介することで
「関係性」
は間違いなく向上します。
そこで
「中間マージンをよこせ」
という話をするわけではないのですから。
この経営者の社員たちは
「自分の話しかしない」
というお話です。
■多くの日本人が持もっているビジネスの価値観の過ち
もしかしたら
「日本人のビジネスの価値観」
なのかもしれません。
あなたも
「両社がプラスにならなければならない」
という観点をもっていませんか?
基本思考が
「プラス=win=目に見える利益」
ということではないでしょうか?
「情けは人の為ためならず」
という考え方でビジネスができれたらどうなるでしょうか?
結論は
「プラスになる」
ということです。
ことわざは
「科学的根拠」
に基づいたものが多いことをご存知でしょうか?
「情けが自分に返ってくる」
ことにも理由があります。
人間の脳は
「違和感」
を嫌う性質があります。
人に何か良いことをされたら
「借り」
をつくったと脳が認識することがあります。
借りを作った認識は
「違和感」
として脳に残ります。
違和感を嫌う脳は
「借りを解消する行動」
を見つけるようになります。
借りを返そうとした結果
「あなたに帰ってくる」
という仕組みです。
ことわざでは直接のやり取りでなくても
「巡り巡って帰ってくる連鎖」
としての教えがあります。
■おまけ 犬も歩けば棒に当たるの意味は?
もう1つおまけでことわざの話をします。
「犬も歩けば棒に当たる」
ということわざです。
このことわざには2つの意味があります。
ご存知でしょうか?
1つは普通に
「悪いことが起こる」
という意味です。
子供のころやったカルタでも
「犬が痛い顔をしている」
イラストだったことを覚えています。
ただもう1つの意味があります。
もう1つの意味は
「行動を起こせば幸運に巡り合う」
です。
じっと家にいる犬でも
「歩けば棒に当たる」
という変わった出来事に巡り合うことができる。
ことわざは教えは
「まず行動せよ」
のようです。
ビジネスでも最重要事項です。
ことわざとビジネスを組み合わせると
「格言」
となります。
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「人の行動を継続的に変化させる仕組み」
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今日は
「ことわざとビジネス」
というテーマに触れてみました。