【ビジネス寓話シリーズ】「イノシシとキツネ」あなたに足りていない事前準備とは?

2023.03.19

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

イノシシにも劣る事前準備をあなたはしていませんか?

 

 

今日は大人気の
「ビジネス寓話シリーズ」
をお送りいたします。

 

 

「イノシシとキツネ」

 

 

どんな教訓があるのでしょうか?

 

 

————————————————————

 

イノシシがが木の側で牙を研いでいました。

 

 

「猟師もいないし危険が迫っているわけでもないのに、なぜ牙を磨くのか」
とキツネに問われます。

 

 

イノシシは、
「これにはちゃんと訳がある。危険に襲われた時には研いでいる暇がない。準備の出来たのを使うのさ」

 

————————————————————

 

 

イノシシとキツネのお話は
「イソップ寓話」
の一節です。

 

 

ことわざでいえば
「備えあれば憂いなし」
をキツネとイノシシの会話で表現した話です。

 

 

ビジネスの備えといえば
「事前準備」
となるでしょう。

 

 

あなたは何かにとりかかる時、どこまで事前準備をしていますか?

いくつかの場面で見てみましょう。

 

 

■マネジメントシステムの変化とともに「事前準備も変わる」

 

 

マネジメントの場面ではどんな事前準備が効果的でしょうか?

 

 

マネジメントの場面で事前準備を行うべきは
「1on1ミーティング」
でしょう。

 

 

高い効果が出ることが実証され
「多くの組織で採用しているマネジメント手法」
です。

 

 

結果のマネジメントからタレントマネジメントにマネジメント手法は移行してきました。

1on1はピープルマネジメントと呼ばれる領域です。

 

 

【1on1ミーティングの効果】

実行者の行動変容が現れる

行動変容によりスキルアップが出来る

得意なこと伸ばせるようになる

 

 

1on1ミーティングによるピープルマネジメントは
「高い効果」
が認められています。

 

 

ただし
「正しいミーティングが行われている場合」
という条件が付きます。

 

 

何も準備をせずに臨めば失敗をします。

 

 

何を話してよいかわからない

ただ雑談をしただけで終わってしまう

自分がしたい話だけしてしまった

 

 

1on1ミーティングで重要なことは
「相手の能力と意欲のレベルに応じてテーマを変える」
ということです。

 

 

「そもそも相手のレベルを把握しているかどうか?」
から準備が必要なのかもしれません。

 

 

正しく行えば
「短期的効果と長期的効果」
の両方を手に入れることができます。

 

 

■準備しない営業は「ダメ営業1位の行動をとり続ける」

 

 

事前準備の重要性でいえば
「営業活動」
となります。

 

 

営業の成否の50%以上を事前準備が占めるといわれています。

 

 

「高い」

「効果が見えない」

「今のままでよい」

「他社にお願いすることにした」

 

 

もし事前準備を怠れば
「お客様から言われる言葉」
は上記のものになります。

 

 

また準備をしていれば
「上記の言葉への対応」
も手にできているはずです。

 

 

そもそも人の判断において
「上記の言葉が出る理由」
というのは明らかです。

 

 

しかし準備をしていないと
「ダメ営業の第1位」
の行動をとってしまうでしょう。

 

 

私は数多くの営業組織を見てきましたが、正しい事前準備を行っている人はほとんどいません。

 

 

企業情報

提案背景

提案準備

たったこれだけの準備で商談に臨もうとしています。

 

 

もっと言えば上記すら気にしていない営業も少なくありません。

成績が上がらないのも当然です。

 

 

イノシシですら事前準備を怠りません。

優れた脳を持っているはずのあなたにできないわけがありません。

 

 

今日はビジネス寓話シリーズ
「イノシシとキツネ」
をお送りいたしました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

記事カテゴリー