【ビジネス寓話シリーズ】「赤い酋長の身代金」この物語がウケる2つの理由

2020.05.05

 

 

大人気の
「ビジネス寓話シリーズ」
をお送りいたします。

 

 

「赤い酋長の身代金」
というお話です。

 

 

どんな教訓があるのでしょうか?

 

 

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手っ取り早く金を手に入れようとする
「2人組の悪党」
がいました。

 

 

2人の悪党は
「有力者の子供」
を誘拐しました。

 

 

そして身代金を2,000万円要求します。

 

 

しかし、有力者は悪党の要求に応じません。

 

 

誘拐された赤毛の少年は
「2人組との生活」
が気に入ってしまいました。

 

 

少年は
「赤い酋長」
になりきってやんちゃぶりを発揮します。

 

 

2人組に散々な目に合わせます。

 

 

赤い酋長の扱いに困った誘拐犯は、誘拐犯は身代金を値切って子供を引き取ってもらおうとします。

 

 

しかし父親は要求に応じません。

 

 

逆に
「250万円支払えば子供を引き取る」
と申し出ました。

 

 

とうとう二人は、赤い酋長を置いて逃げ出すことになりました。

 

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このお話は
「オー・ヘンリーの短編小説」
です。

 

 

このお話がなぜ人気になったのでしょうか?

 

 

それは人々の
「意表を突くストーリー(物語)」
だからです。

 

 

ほとんどの親は
「子供が大事」
と思っているでしょう。

 

 

この物語ではそれを裏切っています。

そこが人々を引き付ける要因となりました。

 

 

同僚や友人との飲み会の場面を思い出してみてください。

 

 

メンバーの一人が
「うちの息子が・・・」
と写真を見せ始めます。

 

 

1~2分話を聞いていますが、そのうち別のメンバーがこう言います。

 

 

「うちの息子もね・・・」
とスマホの写真を見せ始めます。

 

 

煩悩のほほえましい姿と言えるでしょうか(笑)

 

 

「全ての親は子供が大事」
ということを裏切った物語なのでウケたということです。

 

 

さて、ここからは
「大事なものとそうでないもの」
を明確に分ける線引きについてみていきましょう。

 

 

この線引きは
「無意識のうちに行われている」
ということはご存知でしょうか?

 

 

2つの折り紙があります。

 

 

A きれいに折られた鶴

B 少しイビツに折られた鶴

 

 

どちらが大事なものと認識するでしょうか?

 

 

この鶴にストーリーがなければ
「Aの鶴」
が選ばれることでしょう。

 

 

では、いびつな鶴を
「自分が折った」
としたらどうでしょうか?

 

 

「わかりにくい折り方」
を見ながら悪戦苦闘して折上げた鶴です。

 

 

一生懸命、角を合わせた

花弁折りや中割折りとわからない言葉に悪戦苦闘した

不親切な矢印を予測して折ってみた

 

 

こんな思いをして折り上げた鶴です。

 

 

大事に思うかどうかの線引きは
「自分の手がどれだけかかったかどうか?」
です。

 

 

私も先日
「手作りマスク」
を作成しました。

 

 

小学生以来の裁縫作業です。

 

 

何とか出来上がったマスクは
「他の誰よりも高い評価」
をしていることに気づいています(笑)

 

 

ビジネスでもこのメカニズムを知っていると活用できます。

 

 

例えば
「部下の指導」
で活用できるでしょう。

 

 

全てを与えるのではなく
「自分の手をかけさせる」
ということです。

 

 

そのプロジェクトに対して
「大事に考える」
ようになるでしょう。

 

 

なるべく早い段階で
「自分で解決する課題」
を与えると良いでしょう。

 

 

また
「営業」
でも活用できます。

 

 

「お客様に手をかけさせる」
アイデアを考えてみてください。

 

 

手間をかけてもらった分だけ
「あなたの提案」
を大事に思ってもらえるでしょう。

 

 

ただここで1点注意があります。

 

 

折り紙

手作りマスク

プロジェクト

提案

 

 

いずれも
「完成」
という形が伴うとうことです。

 

 

どんなものでも
「目に見えるカタチ」
として成果に変えなければ大事に思うことはありません。

 

 

折り紙が難しくて途中でやめた

プロジェクトの課題が難しくて断念した

お客様への依頼が面倒で途中でやめた

 

 

このような結果になってしまうと大事には思いません。

 

 

脳のもう1つのメカニズムで
「短期の成果を好む」
も関係がしています。

 

 

まずは
「簡単にカタチにできる」
ことからやってみるのが良いでしょう。

 

 

子供が大切なのは
「存在そのものが完成している」
からかもしれませんね。

 

 

今日はビジネス寓話シリーズ「赤い酋長の身代金」をお送りいたしました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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