【ビジネス寓話シリーズ】「雷さまの病気」新ビジネスのカタチがわかる

2020.08.09

 

和尚様は知っていた!新しいビジネスの形

 

 

大人気の
【ビジネス寓話シリーズ】
をお送りいたします。

 

 

「雷さまの病気」

 

どんな教訓があるのでしょうか?

 

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昔、智玄和尚という医者がいました。

 

 

ある夏の日の昼下がり和尚が弟子と歩いていると
「大粒の雨」
が降り出しました。

 

 

やがて近くに雷も落ちはじめ、和尚は大急ぎで寺へと帰りました。

 

 

寺に帰った和尚は雷鳴に耳を傾け
「ほほぅ、この雷様は病気にかかっとるわい。」
といいます。

 

さすがはその名を天下に知られた名医です。

雷鳴を聞いただけで、雷様の体の具合まで分かってしまうのです。

 

 

その晩、和尚が寝室で寝ていると
「昼間の雷様」
が和尚を訪ねてきました。

 

 

名医と言われる和尚に、治療を頼みに来たのでした。

 

 

和尚は雷様を寝かせると、雷様のお尻とお腹にお灸をすえました。

お灸が終わると体も軽くなり、病気もすっかり治っていました。

 

 

雷様は喜びました。

しかし同時に不安にもなりました。

 

 

「何しろ天下に聞こえた名医、いったい治療代をいくら請求されることやら…」

 

 

すると和尚はこう言いました。

「金はいらん。その代りにお前にしてほしいことが二つある。」

 

 

一つは、今後ここ粕尾には雷を落とさないこと。

もう一つは、大雨のたびに洪水を起こす川の流れを山側に移すこと。

 

 

これを聞いた雷様は
「雷除けのお札を配れば、そこには雷を落とさない」
と言いました。

 

 

また川を移してほしい場所に
「サイカチの木を目印に植えるよう」
言い残して天に帰っていきました。

 

 

そこで和尚は雷様に言われた通りにします。

 

寺からお札を配り、山のふもとにサイカチの木を植えました。

するとその日から七日七晩雨が降り続きます。

 

 

七日目に雨が上がると、何と元の川は干上がり、山側に流れを変えていた。

雷様は立派に和尚との約束を果たしたのだ。

 

 

それからというもの
洪水に悩まされることもなく、落雷の被害も無くなったということです。

 

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このお話の教訓は
「価値」
にあるでしょうか?

 

 

「病気を治す」
という価値に対して雷さまは対価を払おうとします。

 

 

それは
「お金」
でした。

 

 

価値を届ける

対価としてお金をいただく

 

 

これは私たちのビジネスそのものです。

 

 

ただこのお話の和尚は
「お金はいらない」
といいました。

 

 

その代わりに
「別の価値で返してほしい」
とお願いをしました。

 

 

■これからのビジネスの形「価値と価値の交換」

 

価値とお金の交換ではなく
「価値と価値の交換」
としました。

 

 

これは実は
「新しいビジネスモデル」
として注目をされています。

 

 

価値と価値を交換したほうが
「満足度が高い」
という研究結果もあります。

 

 

新型コロナウイルスの影響で
「市場のありかた」
も大きく変化しています。

 

 

まだどのような形に落ち着くのかは見えていません。

 

 

間違いなく言えることは
「元に戻ることはない」
ということでしょう。

 

 

その未来の1つの形に
「価値と価値の交換」
となるかもしれません。

 

 

その形も少しずつ出始めています。

 

 

まずは
「自分が創出できる価値は何か?」
ということを明文化することです。

 

 

機能や値段ではなく
「価値」
という物差しで表現することがスタートです。

 

 

そのためには
「お客様の状況」
を知らなければなりません。

 

 

ビジネスの根本とも言えます。

このチカラがより鮮明に求められることになるでしょう。

 

 

そんな教えがこのお話にはあると思います。

 

 

今日はビジネス寓話シリーズ「雷様の病気」をお送りいたしました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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