【ビジネス寓話シリーズ】一艘の船 「怒り」は人に対しての感情ではない

2019.06.23

 

今日は

「ビジネス寓話シリーズ」

をお送りいたします。

 

 

今日のお話は

「一艘の船」

です。

 

 

どんな教訓があるのでしょうか?

 

 

 

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若い農夫が全身汗まみれで

「小舟」

を漕いで上流に向かっていました。

 

 

彼は上流の村に

「自分が作った農作物」

を届けようと急いでいました。

 

 

その日は暑く

「彼は早く帰りたい」

と思っています。

 

 

前を見ると

「急速に別の船」

が彼の船に近づいてきます。

 

 

この船は彼の船をめがけて

「ぶち当たろう」

としているかのように見えました。

 

 

彼は船を避けようと必死にこぎました。

 

 

そして彼は怒り狂って立ち上がり

「方向を変えろ!この馬鹿ヤロウ!ぶつかるだろう」

と叫びました。

 

 

しかし叫んでも無駄でした。

もう一艘の船は彼の船にぶつかりました。

 

 

彼はまた叫びました

「このマヌケ!こんな広い川の真ん中でどうしてぶつかるんだ!」

「どこかおかしいんじゃないのか!」

 

 

その時彼は気づきました。

 

 

相手の船には

「誰も乗っていなかった」

のです。

 

 

錨が外れて川に流された

「空っぽの船」

に向かって彼は叫んでいました。

 

 

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このお話の教訓は

「怒り」

についてです。

 

 

この若者は

「誰も乗っていない船」

に向かって叫んでいました。

 

 

「怒り」

というのは相手に対して感じるものと考えられています。

 

 

しかし実は

「自分の中」

「自分自身」

に対して起きている感情のようです。

 

 

例えば誰かの行動や言動に

「腹を立てる」

としたところで状況は変わりません。

 

 

賢人ならば

「相手に対して腹を立てるのは、机が机であることに対しても腹を立てるようなものだ」

というかもしれません。

 

 

ある実業家がベトナムに行った時の話です。

 

 

ガイドを

「地元の僧侶」

が務めてくれたそうです。

 

 

様々なテーマについて考えるように

と勧めてくれました。

 

 

ある日のテーマは

「怒り」

でした。

 

 

彼は

「怒りに任せて自制心を失ったとき」

を考えてみようと言いました。

 

 

その実業家は

「娘がへそピアスをした時」

のことを思い出しました。

 

 

ピアスが見えるお腹が丸出しの

「小さなTシャツ」

を着て出かけていたようです。

 

 

それを見つけたときに

「怒り狂った父親」

を演じたようです。

 

 

その時の何を思ったか振り返りました。

そうすると2つ出てきたようです。

 

 

1つは

「なんて安っぽい下品な子供だろう、親の顔を見てみたい」

と思われたらどうするんだ。

 

 

もう1つは

「彼が自分の子供をあんな格好で歩かせるなんて・・・(笑)」

と思われたらどうするんだ。

 

 

ということでした。

 

 

彼は

「何を気にしていたか」

に気づきました。

 

 

娘?

自分?

 

 

「へそピアスと自分のエゴ」

どちらが大きな問題だったのか・・・

 

 

このように怒りというのは

「誰かではなく自分に向けられたもの」

と考えることが出きそうです。

 

 

怒りに身を任せて話そうとしたとき

「対処する方法」

があります。

 

 

それは

「鏡を見る」

ということです。

 

 

いつだってあなたの怒りは

「鏡の前に映っている人」

のものだということです。

 

 

そして心の中が荒れていたとしても

「口を開かない」

ということです。

 

 

「怒りは相手によるものではなく、自分自身の問題」

と気づいていることが大切ですね。

 

 

今日はビジネス寓話シリーズ

「一艘の船」

をお送りいたしました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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