【リーダー論】一見良さそうだが過ちである「価値を加える」

2019.06.21

 

今日は

「リーダーの本当に余計な一言」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

①ある2人のビジネスパーソンの滑稽なやりとり

②この男の「欲望の変形」

③優秀なリーダーがすべき行動とは

 

 

 

2人のビジネスパーソンが話をしていました。

 

 

1人は元外資系コンサルティング会社のディレクターで

「今は自身がCEOとしてコンサルティング会社を経営」

をしています。

 

 

もう一人は

「その男の良きパートナー」

です。

 

 

2人は

「新規事業の計画」

を話しています。

 

 

パートナーがアイデアを口にすると

「それは素晴らしい」

とCEOは言います。

 

 

そして続けて

「でも、こういう風にしたらもっといいんじゃないか?」

と言います。

 

 

そのあと話は

「CEOが数年前に経験した話」

に脱線をしてしまいます。

 

 

この話が終わるとパートナーは

「前の話題」

に話しを戻します。

 

 

そしてまたCEOが

「途中で遮る」

ということを繰り返します。

 

 

もしあなたがCEOの友人で、第三者として同席していたら

「何と声をかける」

と思いますか??

 

 

恐らくは

「少し静かにして、パートナーの話を聞いたほうが良い」

とアドバイスをするでしょう。

 

 

このCEOがしていることは

「欲望の変形」

とも言えます。

 

 

「付加価値をつけようとする欲求」

を相手にぶつけているだけです。

 

 

これは

「仕切るのに慣れているリーダー」

によくみられる症状です。

 

 

これは昔ながらの

「トップダウン方式」

を捨てきれずに持っているということです。

 

 

時代が変わり

情報があふれ

特定分野においては

部下の方がよくわかっている

 

 

ということはリーダー自身、認識はしているでしょう。

 

 

しかし彼らは

 

 

「もう知っているよ」

「それよりもいい方法がある」

 

 

と口を挟まずにはいられません。。。

 

 

あなたが

「経営者」

だとします。

 

 

私があなたのもとに

「新しいアイデア」

を持っていきます。

 

 

そのアイデアは

「あなた自身も素晴らしいもの」

だと感じています。

 

 

そしてあなたは

「素晴らしい!でもこうするともっと良いぞ!」

と答えました。

 

 

あなたのアドバイスによって

「5%」

ほど改善されたかもしれません。

 

 

しかし同時に

「大きく失われたもの」

があります。

 

 

それは何でしょうか?

 

 

アイデアを持っていた私の

「意欲の50%以上」

を削いでしまいました。

 

 

あなたのコメントで

「私のアイデア」

ではなくなってしまったからです。

 

 

自身のアイデアを

「所有」

していたからこそ価値を高く感じています。

 

 

これは人の行動メカニズムの1つである

「所有効果」

です。

 

 

しかしそれが奪われた瞬間

「そのアイデアに価値が感じられなくなる」

となります。

 

 

同時に

「推進する意欲」

も失われます。

 

 

こんな状態でビジネスに取り組んだら・・・

 

 

今日の記事でお伝えしたいことは

「リーダーが部下に対して口をはさむな」

ということではありません。

 

 

組織の上に行けば行くほど

「他の人を勝者にすべき」

ということです。

 

 

上に行けば

「自分が勝者」

である必要はなくなります。

 

 

激励する言葉から

「だが」

「とはいっても」

という言葉を取り除く行動が必要です。

 

 

ここであなたがする行動は

「素晴らしい!」

といったあとに

 

 

「深呼吸」

を1つすることです。

 

 

言おうとすることの

「半分以上は価値がなかったこと」

と気づくでしょう。

 

 

「価値を加えられる」

と信じているときでも、

 

 

「勝とうとしない方が得るものは大きい」

と気づくことができるでしょう。

 

 

優秀なリーダーはぜひ

「一呼吸置く」

という行動をとってみてください。

 

 

今日は

「リーダーの本当に余計な一言」

というテーマに触れてみました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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