
気づいたときには手遅れになっているかもしれません
今日は
「言い訳の習慣」
というテーマに触れてみたいと思います。
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①上司からの指示、返事が良いのは最初だけ
②メンバーは本当に忙しくて手が回らないのか??
③言い訳は重ねる回数と比例して罪悪感は薄れる
■上司からの指示、返事が良いのは最初だけ
上司からの指示をうけたときに
「はい!やります」
と答える人は多いはずです。
その後、やっていなかったとします。
上司から
「あの件どうなっている?」
と聞かれたらどう答えるでしょうか。
恐らくはこのように答えるでしょう。
「問い合わせが多くて、その対応に追われて時間が作れませんでした」
「A社さんから急な依頼があったので、そっちを対応していました」
これはどんな組織にもみられる光景です。
企業・組織は
「新たな目標」
を設定し続けます。
新規開拓に力を入れよう
お客様の市場を調査しよう
マーケティングを強化しよう
このような
「具体的な目標」
が設定されるでしょう。
そしてそれがメンバーに
「指示」
として出されます。
その後、進捗を確認するたびに
「問い合わせが多くて、新しいことに手が回りませんでした」
という回答が返ってきます。
どうでしょうか?
記憶にありませんか??
■メンバーは本当に忙しくて手が回らないのか??
では、本当に手が回らないのでしょうか?
恐らくこの言葉の真意は
「やっていない自分を正当化する言い訳」
です。
「できていない」
「やっていない」
これは指示されたほうも、簡単に認められません。
そこでつい
「正当化する言い訳」
が反射的に出てしまうということです。
「だから仕方がない」
「じゃあ仕方がない」
脳の中で折り合いをつけ始めるのです。
組織にとって一番怖いのが
「この言い訳が習慣化されている」
状態です。
「忙しくて・・・」
「バタバタしていて・・・」
「この仕事に手を取られて・・・」
「言い訳が習慣的になっているチーム」
を見かけることがあります。
こういう組織では
「上司が改めて指示を出す」
としてもうまくいきません。
「今から改めてやります」
「次はちゃんとやります」
という答えが出たとしても、また言い訳が出てしまうでしょう。
これが
「言い訳の習慣の心理」
です。
■言い訳は重ねる回数と比例して罪悪感は薄れる
指示されたことをやっていなくても
「本人は正当化している」
ので罪悪感や危機感は薄れていきます。
これがチームに蔓延しては
「やらなければならないが、やらない」
というチームが出来上がります。
新しい指示を出していた上司すらも
「既存業務に手を取られて」
という報告を上長に報告する状態になります。
もしそれが本当であれば
「仕組みを変える必要」
があるにもかかわらずにです。
「時間がなくて」という「正当化する言い訳」
が出始めたときに対処をしないまずいことになります。
そうなる前に対処が必要になります。
マネジメントには
「正当化する言い訳」
には本当に気を付けたほうが良いですね。
特に今はどのように変化に対応するかが見えない状況です。
正当化する言い訳は
「脳の無意識の防衛本能」
から来るので、対処できないと簡単に蔓延します。
マネジメントのまずさから
「市場の変化に対応できなかった」
と気づいたときには手遅れになっているかもしれません…。
そして今一番有効なマネジメント手法は
「行動マネジメント」
に変革することです。
■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする
私の提唱する「行動創造理論」は
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ビジネスで成果を出すというのは
「人の行動を継続的に変化させる仕組み」
を本能の行動に合わせ考えてあげればよいだけです。
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ビジネスの課題をすべて解決できるようになるでしょう。
今日は「言い訳の習慣」というテーマに触れてみました。