
今日は
「脳の成長の限界」
というテーマに触れてみたいと思います。
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①人の脳は6歳で完成する??
②大きくなってからは成長がないのか?
③アメリカの大規模研究で言い訳ができなくなった
■人の脳は6歳で完成する??「スキャモンの成長曲線」
人間の脳は
「何歳ぐらいまで発達する」
かご存知ですか?
これについては発達心理学の分野で
「膨大な研究結果が蓄積」
されています。
その中で
「スキャモンの発育曲線」
というものがあります。
1930年代の少し古い理論ですが、様々な場面で引用されています。
「20歳の水準に到達するまでの発育度合」
をグラフ化したものです。
・身体
・神経
・リンパ
・生殖
この4つに分けたものになります。
脳はこの中で
「神経」
に位置付けられます。
発育曲線をみてみると
「脳は4歳までに急速に発達」
することがわかっています。
そして
「6歳で90%に達する」
という結果になりました。
つまり
「ヒトの脳は6歳でほぼ完成する」
ということになります。
見た目は子供でも
「脳の回路は極めて大人と同等」
ということになります。
6歳までは
「優れた脳を作る期間」
それ以降は
「出来上がった脳に知識や技能を覚えさせる期間」
と言っても過言ではないのかもしれません。
■出来上がった脳は成長しない?
だからと言って
「大きくなってから成長がない」
と結論を下すのは短絡的です。
別の角度でみた
「知的能力は何歳まで磨けるか?」
という研究があります。
アメリカの大規模研究で
「シアトル縦断研究」
というもので明らかになっています。
これは
「6千人を対象に7年ごとに脳機能をテストする」
という壮大な研究です。
これらの研究から
「年齢と知的能力の関係」
について多くのことが明らかになりました。
この研究の結論は
「年齢を重ねたうえでも訓練で能力を回復させられる」
というものが出ています。
・新しいことへの学習
・新しい環境への適応
これらは訓練によって十分可能です。
14年間で能力を落としていた人も
「訓練によって」
元の水準まで回復しました。
また能力を維持していた人も
「訓練によって」
さらに能力が向上しました。
この研究によって
「年齢により成長がない」
というのは完全に言い訳であることが明らかになりました。
■年齢で言い訳をすることはできない
知的能力の維持には
1経験による知識と技能の蓄積
2一定の健康
3家族や友人とのコミュニケーション
この3つが効果的であるとも述べられています。
これからの日本は
「高齢者の就業促進」
が活発化していきます。
上記の研究結果はこの流れでも
「大いに期待が持てる結果」
と言えるのではないでしょうか。
今日の記事の結論は
「あなたの脳の成長には限界がない」
ということです。
もう年齢を言い訳にすることはできなくなりましたね(笑)
また現役世代も
「もう年だから変化ができない」
と決めつけるのはやめたほうが良いでしょう。
多くの人が
「先入観」
を持ってしまっていることが、シニア世代の活用にブレーキをかけているかもしれません。
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今日は「脳の成長の限界」というテーマに触れてみました。