会議で発言しない「アイツ」が後づけする理由とは

2019.10.07

 

今日は

「後づけ」

というテーマに触れてみたいと思います。

 

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①あなたも必ず「後づけ」の習慣をもっている

②「私は前から知っていた」は脳の自動的な働きによる

③会議で発言しない「あいつ」の後づけはこうして作られる

 

 

■あなたも必ず「後づけ」の習慣をもっている

 

「後づけ」

と言うとあまり良い印象を持たないかもしれません。

 

しかし必ずあなたもやっているはずです。

 

なぜならそれは

「人の脳が意味づけをしたがる器官」

だからです。

 

予想外のことが起きると

「自分の世界観を直ちにそれに合わせて修正する」

という働きを自動的に行うということです。

 

 

サッカーの試合の例を見てみましょう。

 

Cというチーム

Sというチーム

この2チームの対戦成績は拮抗しているチーム同士です。

 

以外にも今回はCチームが

5-2

8-0

と圧倒的なスコアで勝利しました。

 

この事実を目にした時あなたは

「見方を修正しCチームはSチームよりずっと強い」

と認識をするでしょう。

 

人の脳は新しい認識に基づき

・過去の印象

・将来の予測

も調整されることになります。

 

たまたまの結果かもしれませんが

「直前までの拮抗していた認識」

はほとんど思い出せなくなっているでしょう。

 

そして

「Cチームの方が元々強いのがわかっていた」

と言い出す人も出てくるでしょう。

 

 

■「私は前から知っていた」は脳の自動的な働きによる

 

このように

「過去の自分の意見を忠実に再現できないとき」

過去の事実すらも過小評価してしまいます。

 

これは

「後知恵バイアス」

と呼ばれる効果です。

 

平たく言えば

「私はずっと知っていた効果」

でしょうか(笑)

 

 

この後知恵バイアスがもたらす

「危険」

があります。

 

それは何でしょうか?

 

「意思決定者の評価に決定的な影響を与える」

ということです。

 

正論では

「結果だけでなくプロセスが重要」

とみんな言います。

 

しかし多くの場合

「結果が出てからプロセスを評価する」

ことが起きています。

 

結果が良かったかどうかで

「意思決定の質を判断する」

ということです。

 

これを起こしている正体が

「後知恵バイアス」

です。

 

 

例えば

「顧客獲得のために新しい広告」

を出すことにしたとします。

 

もちろん会議でも承認されて行われたことです。

「新しいアイデア」

を褒めていたくらい。

 

しかし、結果は期待通りにはなりませんでした。

 

そうすると

「こんなやり方では上手くいかないことがわかっていた」

と後づけをしてくる人が絶対に登場します。

 

決定自体は良かったのですが

「実行がまずかった場合」

多くの意思決定者は非難されます。

 

 

また逆もそうです。

 

優れた決定だったのですが

「後からみたら当たり前に見える」

ことがよくあります。

 

この時も意思決定者は評価されません。

 

 

■会議で発言しない「あいつ」の後づけはこうして作られる

 

ここまでご覧いただき

「後づけ」

の多くは脳の自動的な反応で起きているということです。

 

これは

「会議」

でよく起こります。

 

意思決定をするときには

「発言すらしないあいつ」

が失敗した時だけ声高にこう言います。

 

「上手くいかないことは最初から分かっていた」

「そんな前兆は初めからあった」

と・・・

 

このように意思決定者を非難します。

 

こうなると

「組織において弊害」

が生まれてきます。

 

それは

「リスクを全くとらなくなる」

です。

 

意思決定者は自分の決定が

「後知恵バイアス」

によって詮索されやすいと肌で感じます。

 

そうすると

「無難なものだけ」

「現状維持」

を選択するようになります。

 

中には社員が

「ウチはそういう会社です」

と言い出す始末になります。

 

 

お伝えしたかったのは

「後づけがよくない」

ということではありません。

 

そんなの誰もがわかっていることです。

 

ただこれは

「脳という器官の自動的な働き」

ということを認識しておくべきだということです。

 

「後づけが出るのは仕方がない、それは脳の働きだから」

とわかっていたらどうでしょうか?

 

意思決定者を非難することも減ります。

結果だけでなくプロセスを評価するようになります。

意思決定をした時に立ち返ることもできます。

 

「結果」

に対して向き合い検証情報として正しく扱うことができます。

 

その先に

「チャレンジをする組織の文化」

が生まれてくるでしょう。

 

 

少なくともお客様の要望に対して

「ウチはこういう会社ですから仕方がないです」

などと発言する社員はいなくなるでしょう。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する

「行動創造理論」

はこのような脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

・脳科学

・心理学

・行動科学

の数多くの研究や知見を

 

「ビジネスの行動」

に体系的に落とし込んだものです。

 

それを身につけ飛躍的に売上を伸ばす

「営業研修」

「マネージャー研修」

「ロジカルシンキング」

などの能力開発プログラムをご提供をしています。

 

また特に期の変わり目では

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も多く要望をいただいております。

 

ビジネスで成果を出すというのは

「人の行動を継続的に変化させる仕組み」

を本能の行動に合わせてを考えてあげればよいだけです。

 

このようなプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。

 

 

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行動創造理論により

「ほとんどのビジネスの課題は解決できる」

でしょう。

 

今日は

「後づけ」

というテーマに触れてみました。

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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