保育園で保護者が時間を守らなくなった行動の科学

2018.12.20

 

今日は

「モチベーション」

をテーマに触れてみたいと思います。

 

 

①モチベーションは2種類ある

②片方のモチベーションによって駆逐される

③保育園で違反が増えた大失策とは

 

 

モチベーションには大別して

「外発的モチベーション」

「内発的モチベーション」

の2種類があります。

 

 

これまでの記事で触れてきましたが

「外発的モチベーション」

というのは

 

 

社会的地位

報酬

などの要因を指します。

 

 

一方で

「内発的モチベーション」

というのは

 

 

個人の内なる目標

「やりがい、生きがい」

などの要因を指します。

 

 

今日は

「外発的・内発的」

がそれぞれによって消えてしまう現実に触れてみます。

 

 

一方のモチベーションによって

「もう片方が跡形もなく消える」

という人の心理現象が確認されています。

 

 

まず

「外発的モチベーション⇒内発的モチベーションの駆逐」

のケースに触れてみます。

 

 

ある実験で

「大学生にパズルを解く」

という課題を与えました。

 

 

Aグループには

「実験に対して金銭的報酬」

を与えました。

 

 

Bグループには

「報酬は無しとして」

与えられませんでした。

 

 

どちらのグループが成績が良かったかというと

「Bグループ」

でした。

 

 

Bグループは

「知的挑戦を楽しむ(内発的)」

ということをしました。

 

 

しかしAグループは

「金銭的報酬(外発的)」

に満足して知的挑戦を無意識に放棄しました。

 

 

この

「金銭的報酬は僅か」

であったため

 

 

興味が

「報酬の多少」

に向いたということです。

 

 

つまりは

「わずかな報酬(外発的)⇒知的挑戦(内発的)」

が駆逐されたという結果になりました。

 

 

 

これは実験ですが

「実際に起こったこと」

を見てみましょう。

 

 

ある

「保育圏」

での事例です。

 

 

その保育園では

「保護者が時間までに子供を迎えに来ない」

ということで悩んでいました。

 

 

閉園時間を過ぎても

「保護者が迎えに来ない」

ために保育士がずっと待機することになっていました。

 

 

さてここで問題です。

解決するためにはどうしたらよいでしょうか?

 

 

 

この保育園では

「罰金」

の制度を導入しました。

 

 

時間内に迎えにいかないと

「損をする」

という施策を取ったのです。

 

 

その結果

「閉園時間までに来る保護者の数」

はどうなったでしょうか?

 

 

なんと

「激増」

という結果になりました。

 

 

保護者達は罰金を

「抑止策」

とは取らずに

 

 

「追加サービス」

と捉えたのです。

 

 

 

導入前は保護者も

「保育園に気を遣い時間通りに行く」

としていました。

 

 

協力的にしようという

「内発的モチベーション」

が多く存在していました。

 

 

しかし

「外発的モチベーション(罰金)」

によりそれが跡形もなく無くなったというケースです。

 

 

企業でも多くのマネージャーは

「外発的モチベーション」

によってコントロールをしてきました。

 

 

もしかしたら今でも

「同じようにマネージメント」

仕様としているかもしれません。

 

 

しかし一歩間違えると

「大きな力の源泉」

である内発的モチベーションを駆逐することになるかもしれません。

 

 

経営者の方

マネージャーの方

は一度モチベートの仕方を見つめ直してみるのも良いかもしれませんね。

 

 

今日は

「モチベーション」

をテーマに触れてみました。

 

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

 

著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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