
今日は
「問題解決の方法」
というテーマに触れてみたいと思います。
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①60cmの穴が開いていたらどのように埋めるか?
②人が問題に目を向けてしまう事実をご存知ですか?
③問題解決を正しい方向に向かわせるスイッチの質問
■60cmの穴が開いていたらどのように埋めるか?
1つご質問です。
「もし壁に60cmの穴が開いていたらどうしますか?」
ほとんどの人は
「60cmの穴を埋める」
と答えるでしょう。
これは当たり前の話です。
なぜわざわざこのような質問をするのかと思うかもしれません。
「当たり前だと思う」
ことこそが行動メカニズムです。
実際に問題解決の際して
「60cmの穴をふさごうとするプロセス」
というのは間違いを引き起こすことが多くあります。
この60cmの穴の例は
「問題を分析する際に、大きさに見合った解決策を探そうとする」
ということです。
ビジネス上の問題に対しても
「同様のアプローチ」
を無意識に行っていることでしょう。
しかし問題解決に重要なことは
「問題と同じ大きさの解決策を見つける」
アプローチでは解決しないということです。
■人が問題に目を向けてしまう事実をご存知ですか?
このコラムでこのような記事を書きました。
ここでは
「栄養不足の子供を救う」
という内容です。
衛生状態が悪い
貧困は蔓延
制浄水は普及していない
地方の人々は栄養に無知
このようなことが問題でした。
しかし、それを解決しようとしたら子供は栄養不足のままだったでしょう。
大切なのは
「今上手くいっていることは?」
と問いかけることです。
このスイッチを入れない限り
「問題と同じ大きさの解決策を探す」
という自動的な反応を繰り返すだけです。
その結果、次々と問題を見つけるようになります。
売上が上がらないのは営業力がないから
そもそも、管理するマネージャーが悪いから
管理するための情報するプラットフォームがないから
ではどこから手を付けて良いのか?
ということになるでしょう。
その結果
「優先順位がわかるまで現状維持」
と問題解決を放棄することになります。
しかし
「問題を探してしまう」
というのは人が無意識で自動的に行う意思決定です。
「人が問題に目を向けてしまう事実」
を明らかにしたものがあります。
それは何でしょうか?