「やめたいのに、やめられない」鎖を解き放つには

2017.05.02

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「中毒・依存症」

について触れてみたいと思います。

 

 

「中毒・依存症」

と言ってもクスリやアルコール中毒といった、医学的対処が必要なものではありません。

 

 

「やめたいのに、やめられない」

「いつの間にかはまってしまっている」

といった習慣に近いものについて触れていきます。

 

 

皆さんがついつい

「はまってしまうもの」

にはどんなものがあるでしょうか?

 

 

SNSの閲覧

スマホゲーム

などにはまっている。

という人も多いのではないでしょうか?

 

 

これらのテクノロジーは

「依存性の強い性質を最大化させる」

ものなので、多くの人がはまるのは仕方がないのかもしれません。

 

 

「脳の報酬システム」

というメカニズムを操るように設計がされているのです。

 

~脳の報酬システム~

欲求が満たされたとき、または満たされるのがわかったとき

脳が活性化し、快感を与える神経系のことです

ドーパミン神経系であるといわれているようです。

 

 

ドーパミンは

「注意力を奪い、満足を約束してくれる」

脳科学物質です。

 

 

一度、ドーパミンが自分の注意力を奪うと

「ドーパミンが放出されるきっかけを探し続ける」

状態になってしまうようです。

 

 

言い換えれば

「何度も繰り返す」

「固執する」

ということになってしまいます。

 

 

これがひどくなると

「その行為をしていないと不安になる」

こんな状態になってしまうことがあるようです。

 

 

 

ではこの

「鎖を解き放つ」

はどうしたらよいでしょうか?

 

 

 

結論としては

「自分でやめる習慣を作る」

ということです。

 

とても当たり前の話です。

 

 

「効果的なやめる習慣」

これには数多くの方が成功したやり方があります。

 

 

1 誘惑に触れる前に、必ず大事なことを行う

 

例えばSNSやスマホゲームといったテクノロジーに触れる前に

 

お茶を飲む

運動をする

誰かと話す

など、

 

「自分にとって大事なこと」

をすることで、

 

「やめる」

が習慣化されていくことがわかっています。

 

 

 

2 タイマーをかける

自分で時間制限をするということです。

 

たとえやめられなかったとしても

 

「続けてしまう言い訳」

「どうしてこのプロセスの罠にはまるのか」

という情報を入手することができます。

 

これらに触れることで

「やめられない」

ということに対して、正面から向き合うことげできるようです。

 

 

 

別の視点から見てみます。

認知心理学での理論です。

 

 

「何かに没頭すること」

自体は悪いことではありません。

 

 

ただこれは

「有限の才能」

のようです。

 

 

「定期的に補充する必要がある」

ということです。

 

 

あることに集中しすぎると

「仕事をこなす能力が低下する」

ということがわかっています。

 

 

端的な例を挙げると

 

ドライブで話に夢中になってしまって

「曲がる道を間違える」

こんな経験はありませんか。

 

いのちを守るために運転に集中する

話にも集中する

ルートがおろそかになる

ということです。

 

 

「長時間運転したら、休憩が必要」

というのもこれに当たりますね。

 

 

 

まとめると

 

「やめたいのに、やめられない」

これが進むと

 

「不安」

にもなりかねません。

 

「仕事の能力の低下」

になることもわかっています。

 

 

 

ではどうするのか?

 

 

 

「やめる習慣」

というものは簡単に始められます。

 

「やめたい」

ということがあれば、あまり深く考えずに

 

「やめる習慣」

を始めてみてはいかがでしょうか?

 

 

そうすれば

「やめたいことは、やめられる」

という自分になっていると思います。

 

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

 

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著者

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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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