「最初はあんなに優しかったのに…」釣った魚に餌をあげないメカニズムとは?

2023.03.04

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

趣味も恋も仕事もすべてあなたの都合の良い話であふれている

 

 

今日は
「都合の良い話」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①あなたは最近声を出して喜んだことはありますか?

②なぜ恋をして時間がたつと「優しくなくなってしまうのか?」

③あなたの同僚や部下は「自分の考えに反する情報は存在しない世界にいる」

 

 

■あなたは最近声を出して喜んだことはありますか?

 

 

あなたは
「応援しているスポーツチーム」
はありますか?

 

 

スポーツの楽しみ方として
「1つのチームを熱狂的に応援する」
ということがあります。

 

 

週末の試合の結果で
「一喜一憂」
して、次の週の仕事のパフォーマンスにも影響するほどかもしれません。

 

 

年を重ねていくにつれて
「感情が動く」
ということは少なくなっていきます。

 

 

特に喜びなどポジティブな感情は、なかなか生まれないのかもしれません。

声を出すほどの喜びといったらなおさらかもしれないですね。

 

 

ただ、人は熱を入れることで
「都合の良い情報」
のみ手に入れることになります。

 

 

■なぜ恋をして時間がたつと「優しくなくなってしまうのか?」

 

 

青春時代に
「恋をしたこと」
を思い出してみてください。

 

 

今のパートナーと出会った頃でもよいでしょう。

 

 

誰かと付き合い始めたころは舞い上がっています。

すると相手のネガティブな部分は見えなくなります。

 

 

時がたつにつれて正常な状態になると
「ネガティブな部分」
が見えてくるようになります。

 

 

異性から
「付き合い初めのころは優しかった」
という言葉が聞かれたりします。

 

 

それは脳のメカニズムからすれば当たり前のことです。

決して優しくなくなったのではなく、通常に情報を処理できる状態になっただけです。

もちろん愛情の量が落ちたわけでもありません。

(ネガティブな情報が見えるにつれ、低下することもあるかもしれませんが…)

 

 

しかし上記のメカニズムはさらに強く反応が出ます。

 

 

自分の応援しているチームや選手がミスしたり勝てないときは
「今は調子が悪いだけ」
と考えます。

 

 

しかしライバルチームが勝てなかったりなると
「根本的にチームとして成立していない」
と途端に強い否定をするようになります。

 

 

両チームともに
「成績があがらない」
という結果が同じにもかかわらずです。

 

 

「否定」

「希望的観測」

「妄想」

「自己正当化」

 

 

上記の言葉で表現されるような意思決定ですが
「確証バイアス」
という名称で思考効果として明らかにされています。

 

 

■あなたの同僚や部下は「自分の考えに反する情報は存在しない世界にいる」

 

 

職場でも同様に起こります。

 

 

ぜひ自分のチームのメンバーに1度聞いてみてください。

「今期の成績に対して、自分が何パーセント貢献したと思いますか?」

 

全員の出した答えを合計してみてください。

結果は必ず100%を超えるはずです。

(ちなみにこの質問をして100を超えなかったチームはみたことありません)

 

 

あなたのチームのメンバーのほとんどが
「自分は平均以上の仕事をしている」
と思い込んでいます。

 

 

成績が出ていない人ほど、その傾向は強くなります。

無能な人は客観的に見る力が足りていないからです。

 

 

自分を少し高く評価するくらいなら構いません。

しかし、他人への評価にも影響するので、チームに影響が出てしまいます。

 

 

ほかのメンバーが失敗したのは
「無能だから」
と理由付けをします。

 

 

そして自分の失敗の時は
「環境が悪い」
と能力以外に理由付けをします。

 

 

しかもメンバーのほぼ全員が
「無意識に思っている」
ということです。

 

 

もちろん評価するマネージャーや上司も同様です。

脳のメカニズムだからです。

 

 

人は自分の信念や自尊心を守るために
「信念に反する情報は見えなくする」
としています。

 

 

つまり
「自分を脅かす情報など存在しない」
と思い込んでいるということです。

 

 

普通に言葉を並べても
「人が変化しない理由」
はこの点にあります。

 

 

解決する方法があるとすれば1つです。

 

 

脳のメカニズムで情報が見えないのであれば
「脳のメカニズムを先回りする策を講じる」
だけです。

 

 

マネジメント

営業

 

 

言葉や態度で人の行動を創り出す仕事には
「必須のスキル」
となりつつあります。

 

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

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上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

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今日は「都合の良い話」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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